ベーシックをこの上なく洗練されたベーシックに。ブルックス ブラザーズとロンハーマンのカプセルコレクション。

サックスーツ、ポロカラーシャツ、ポロコートを生み出すなど、メンズファッションの礎を築いたと言っても過言ではない〈ブルックス ブラザーズ（Brooks Brothers）〉。

2023年早々に、〈ブルックス ブラザーズ〉と「ロンハーマン（Ron Herman）」で共同製作したカプセルコレクションが登場します。

Seersucker Jacket ¥94,600、Seersucker Pants ¥45,100

まずは19世紀末から20世紀初頭に〈ブルックス ブラザーズ〉が世に送り出した「No.1 サックスーツ」です。今回は、シアサッカー生地で製作されています。

No.1 サックスーツとは、パッドが入っていないナチュラルショルダー、左襟にボタンホールがある控えめなラペルとソフトなフロントの仕立て、後ろ身頃にセンターベントが入り、あらゆる体型の人にフィットするよう設計されたジャケットと、ストレートシルエットのトラウザーズのこと。

ダブついたジャケットと太いトラウザーズのスーツが主流だった当時に、上品なデザインと洗練されたシルエットによってメンズウェアに革命をもたらしたスーツでもあります。

今作はブランドのなかでも最もトラディショナルな型紙「Madison Fit」をベースに、ジャケットはアメトラを感じさせるボックスシルエットを採用。そしてナチュラルショルダーや個性的なラペルのロール、3つボタン段返りといった、伝統的なディテールを残しつつ、身頃に裏地をほとんど使わないアンコン仕立てにより快適な着心地に仕上がっています。

またシアサッカーは、〈ブルックス ブラザーズ〉が1920年代にアメリカのメーカーとして初めて取り扱った素材でもあります。凹凸がある生地は、肌に触れる面積が少ないため、暖かい季節にはドライタッチで清涼感があり、さらにシワが目立ちにくいという特徴もあります。

Square Oxford Shirt 各¥25,300

今回のカプセルコレクションで情熱が注ぎ込まれているのはスーツだけではありません。

別注のオックスフォードBDシャツは、襟のロール、袖口の6プリーツなど、伝統的なディテールはそのままに、裾をスクエアテイルにアレンジされています。

生地には“綿のカシミヤ”と呼ばれるスーピマコットンを使用。こちらも「Madison Fit」を採用し、程よくゆとりのあるボックスシルエットに仕上がっています。

Crew Neck Tee 各¥12,100
※3パックではなく、単体での発売です。

最後は、〈ブルックス ブラザーズ〉の定番Tシャツである3パックTをもとに、アップデートされたTシャツです。

生地をシルケットコットンに変更し、シルエットにも調整が加えられています。春夏だけでなく、滑らかな肌触りのため、今時期であればシャツやニットのインナーとしても活躍します。

〈ブルックス ブラザーズ〉の深く長い歴史に敬意を払いつつ、「ロンハーマン」らしい現代的なエッセンスを加えたカプセルコレクションは、春が待ち遠しくなるアイテムばかりです。

2023年の買い始めの候補に入れてみてはいかがでしょうか。