三日坊主＝MIKKABOZU。飽き性を武器にしたミクストメディアなるスタイルは、ショートフィルムのような作品です。

東京生まれ、フィリピン育ちの中野めぐのアーティスト名であるMIKKABOZU。本人が大学も3日で辞めたように、生粋の飽き性であることから名付けられた名前です。

そんな飽き性を逆手に取るようにひとつのアートスタイルやメディアスタイルに固執せず、自由自在に表現を方法を探究＝ミクストメディアというスタイルで活動。今回は3年ぶりとなる展示『How was your day？ 今日はどんな日だった？』を開催します。

日常的に発する“今日はどんな日だった？”という何気ないフレーズは、自分と他人の異なる日常を交換&共有する空間を形成し、新たな物語を誕生させる魔法のフレーズ。シンプルな会話がときに共感を生み、ときに他人との違いを認識させ、ときに新しい視点を与えてくれると中野めぐは考えました。

今回の展示では自分の視点とだれかの視点が交わる瞬間を表現し、作品の見方によって主人公やストーリーの解釈が変わり、まるでショートフィルムを観ているかのような3種類の作品を展示します。

あまり詳細を書きすぎると、先入観から作品を見たときのノイズになってしまうかもしれないので、説明はここまで。

目にした人と作品が混ざり合い、あなたの日常にどんな感情を与えてくれるかは、ぜひ会場でお楽しみください。