ひとえにランニングと言っても、走る理由は人それぞれ。健康維持や体力向上、ダイエットに気分転換、タイムを狙う者もいれば、仲間とのコミュニケーションを目的にする人もいます。
「海外マラソンコレクター」の肩書を持つ鈴木ゆうりさんは、大学時代にダイエットを目的にランニングをスタート。2015年には初のフルマラソンとしてホノルルマラソンに出場し、海外で走ることの楽しさに目覚め、その後は驚きの行動力で南極以外の4大陸の43カ国で、フルマラソン53レースを走破しています。
そんな彼女の著作『わたし、世界を走ってます』(徳間書店)は、世界のレースに出場するなかで出会った人々との交流、実際に目にした風景、旅の中で得たあらゆる経験をまとめた自伝的エッセイ。
阿鼻叫喚した初のホノルルマラソンから、内戦のジンバブエに中東、アフリカに南米、ヨーロッパにいたるまで、各国のレースを通して自ら目の当たりにした世界の現実を、軽妙な語り口で綴られています。
走るという原始的な行為に魅せられた1人の女性の、圧倒的な行動力に秘められた思考と成長記録。頭を走らせるスイッチとして、読み進めてみてはいかがでしょう。
INFORMATION
わたし、世界を走ってます
20代で43カ国のマラソンを走って見えてきたこと
著者:鈴木ゆうり
出版社:徳間書店(2023/12/22)
言語:日本語
単行本(ソフトカバー):260ページ
ISBN-10:419865753X
ISBN-13:978-4198657536
寸法:18.8 x 12.8 x 1.8 cm
徳間書店