フォトグラファー・成田英敏さんの写真展が開催されます。
以前こちらの記事でご紹介した初めての写真展では、ひとの感情がダイナミックに動く境目や、そこに至るまでの微妙な遷移を切り取った作品が多く並びました。
今回モチーフにしたのは「フェスティバルゲート」。開園からわずか10年で閉園した、大阪の遊園地です。
以下は展示に際してのステートメント。
かつて大阪の地にそびえ立っていたフェスティバルゲート。
8階建ての商業施設で、その中をジェットコースターが縦横無尽に突き抜けるという大胆な構造でした。
僕がまだ小学生だった頃、一度だけ訪れたその場所はすでに寂れ果てていたのですが、ほとんど無人で動き続けるアトラクションたちの異様にけたたましい迫力と、その建物全体の寒々とした空気感が、どこか心地よく感じられたことを覚えています。
自身2度目となる今回の展示は、そんなテーマパークの中に作品があるようなイメージで構成しました。是非、stacksでご覧ください。
短い年月で閉園してしまった「フェスティバルゲート」と、それに対する成田さんの写真。儚いという簡単な言葉では片付けられない物語がきっと透けて見えてくるはず。開催は11月8日(金)より、神保町の「stacks bookstore」にて。
成田英敏 写真展 FESTIVALGATE
開催期間:11月8日(金)〜18日(月)
開催場所:stacks bookstore
住所:東京都千代田区神田神保町1丁目41−1 三省堂第2ビル 1F
営業時間:13:00〜22:00
成田英敏公式インスタグラム
stacks bookstore公式インスタグラム
【プロフィール】
成田英敏
1988年生 兵庫県出身
2018年よりフォトグラファーとして活動