NEWS

連載「憧れの逸品」No.394 1920年代のロンドンの若者をフィーチャーしたセリーヌのキャップ。

シックな色合いに惹かれて手に取ったのは〈セリーヌ(CELINE)〉のキャップ。

ひとつはボルドー、もうひとつはヴェールサパン。フランス語でもみの木の緑の意となる後者は、英語ではフォレストグリーンとなる。

2025年のサマーコレクションが「ザ・ブライト・ヤング・シングス」をテーマにしていると聞いて膝を打った。「ザ・ブライト・ヤング・シングス」は芸術や文化にも貢献した、1920年代のロンドンで一大勢力を築いた若者たちのことをいう。彼らがクタクタになるまで着込んだスクールユニフォームやクラブブレザーが目に浮かんだ。

ボルドーのキャップの内側には掠れたプリントのブランドロゴが。

往時のカルチャーにインスパイアされたというカンティーユ刺繍のイニシャルパッチエンブロイダリーがそんな気分を加速させる。

ボルドーのキャップはかぶりの浅いローイングキャップで、ウール100%。ヴェールサパンのそれはベースボールキャップで、コットンにわずかながらポリウレタンを混紡しており、天然素材の風合いを生かしつつ伸縮性をもたせた。いずれもライニングはコットン100%。


ROWING CAP ¥121,000(Estimated Price)


BASEBALL CAP ¥90,200(Estimated Price)

Photo_Hiroyuki Takashima
Text_Kei Takegawa

INFORMATION

セリーヌ ジャパン

電話:03-5414-1401
オフィシャルサイト

TOP > NEWS

関連記事#憧れの逸品

もっと見る