TRAIL LEARNING – 未知を拓く冒険「歩く」 ¥3,300
ここ最近、“歩く”という行為に注目が集まっています。それは、ロングトレイルからだったり、数年ぶりにベアフットシューズが注目を浴びたり、『歩く マジで人生が変わる習慣』という本が人気になったり。
今回出版が決まったのは、「歩くことは学ぶこと」をコンセプトを掲げた『TRAIL LEARNING – 未知を拓く冒険「歩く」』という一冊です。
「海とひととを学びでつなぐ」をテーマにしたプラットフォームを展開する「3710Lab(みなとラボ)」代表の田口康大さんと、『PAPERSKY』編集長のルーカス B.B.さんが仕上げた本作。この二人の対話から、「歩くこと」と「学ぶこと」を結びつけるというコンセプトが生まれ、日本財団の助成のもとでプロジェクトがスタートしました。
内容はというと、とにかく歩くことに関係のある話ばかりです。ルーカスさんが生み出した「カツオトレイル」の話や、写真家の石川直樹さん、出張料理人の岸本恵理子さん、プロダクトデザイナーの熊野亘さん、歌人の伊藤紺さんなどなど、豊富なジャンルの全13名のクリエイターのストーリーも綴られます。
簡単に言葉にされがちな歩くという行為ですが、実に奥深いものです。ベートーヴェンなんかも、よく歩いたなんて言いますし。この一冊から、ダイエットのためのウォーキングとも違う、散歩であり、散歩でなしといった、世界を別角度から見る感覚を手に入れられるかも知れませんね。