Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
visualconnexion.com
-
- ART [25]
- BBB9700 [6]
- Dying to eat [30]
- Gadget [36]
- Misc. [206]
- Movie '10 01-03 [35]
- Movie '10 04-06 [59]
- Movie '10 07-09 [62]
- Movie '10 10-12 [61]
- Movie '10 Misc. [6]
- Movie '11 01-03 [68]
- Movie '11 04-06 [54]
- Movie '11 07-09 [34]
- Movie '11 Misc. [11]
- あなたはVISIONAIREを知っていますか? [37]
- 取扱説明書 [1]
- 都内映画割引情報 [2]
- Movie '11 10-12 [34]
- Movie '12 01-03 [26]
- Movie '12 04-05 [28]
- Movie '12 07-09 [8]
- Movie '12 10-12 [3]
- Movie '13 01-03 [1]
- Movie '13 10-12 [1]
- Special [2]
- VIS [1]
-
- 2013年
- 2012年
- 2011年
- 2010年
10 out of 232
2011.01.02
改めまして、フイナム読者の皆さん新年あけましておめでとうございます。
2010年は不慣れで稚拙なブログにお付き合い頂き誠にありがとうございました。今年は気分も新たに頑張って行きたいと思っておりますので宜しくお願い致します。
さて、ほぼ映画感想ブログと化した「Boolog A Go - Go !」ですが、昨年1年で自腹観賞した数なんと232本にのぼり、約1.57日に一度、わかりやすく言うならば2日に1度のハイペースで通っている計算。
だからツイッター上でも「もう常連さんですね!」なんて言われる割りには大都会東京の悲しい性か、毎回同じ映画館に行くわけでもなく、行ったとしても何本も掛かっているのは巨大なシネコンなので顔を覚えられる事もなく、強いて言えば各映画館周辺の飲み屋から「今日は何観たの?」なんて聞かれる始末。
まぁそれはそれでいい感じなんですけどね(笑)。
そんな中、今日は大晦日に発表させて頂いた「下半期ベスト10」に続き、僭越ながら「2010年マイベスト10」を発表したいと思います。正確に言えば2010年中に観られた作品の中からのチョイスになります。
まぁあくまでも個人的なものではありますが、全作自腹で観たなりのこだわりはあるつもりですのでよろしければご参考までにどうぞ!
1) バーレスク
3) ハングオーバー
4) 息もできない
5) デザートフラワー
6) 悪人
7) マイ・ブラザー
8) 小さな村の小さなダンサー
9) マイレージ・マイ・ライフ
10)最後の忠臣蔵
特別賞 ザ・ロード
以下、解説風の言い訳です(笑)。
「トロン」に関しては下半期評でも書いた通り。文句ナシの1位。
世紀末、終末的な作品が多い中で、終わりっぱなしではなく天地創造よろしく新たな世界を創造した上で...という点が良かった。終わり方も続編があってもなくてもいい感じなのが好感触。ただ見方(視点)を間違えるとつまらなく感じる人も多いようです。
そして同率1位の「バーレスク」は下半期のランキングでは10位でしたが、年間通しての完成度を考えると文句なしの作品。「ショーガール」をはじめ同じような作品が多い中、目線が主人公のアギレラ目線=我々観客目線なのが実にいい。どこかのショーガールの話じゃなくて、自分が良く行くお店の話みたいな...
是非とも気の合う仲間とディナーとお酒を楽しんだ後に映画館に行ってみて下さい。
間違いなく実在するかのような、クラブ「BURLEQUE」の観客となってショーを楽しんでいる気分に浸れるはずです。そして個人的にはここに映し出されている全ての要素が、僕がVISIONAIREで働いていた全ての記憶を思い出させて、とても良い気分にさせてくれるのです。
これ絶対ブロードウェイでミュージカルになるでしょ...っていうかなって欲しい!こっちが1位でトロンが2位でもいいかな。
トロンは長い間トレイラーで期待させ続けられてきた通りの出来だったし、バーレスクは期待以上の出来に興奮。何かコツコツ観てきたご褒美を年末に貰えた、そんな気持ちにしてくれました。
3位の「ハングオーバー」と4位の「息もできない」の位置づけは正直難しいというか、どちらも観ている時と観終わった時の衝撃が凄かったのを覚えていますが、エンターテインメント性という事を思慮するとこうなるかなと。
そう言う意味では3位から6位までの4作品はハッとさせられ続けた作品だった気がします。
7,8,9位の三作品は淡々としているけれど、キチッと練られたストーリーが良かった。特に7位はトビー・マグワイアの演技が良かった。スパイダーマンのイメージを払拭するどころか、そんな事を忘れてしまっていた程。その点ではランクインしていないけれどエイドリアン・ブロディの苦悩とは雲泥の差か。9位はメインストーリーを取り巻くサブストーリーのバランスが素晴らしい。
そして10位の「最後の忠臣蔵」。
下半期にはランク外だったこの作品も、年間トータルで考えると堂々のランクイン。下半期というくくりでは、その面白さを埋もれさせないためにも「ちょんまげぷりん」に軍配を上げたけれど、年間ベストというくくりで考えると別問題。決して桜庭ななみに惑わされたわけではありません(笑)。
最後に、あえて特別賞なんて仰々しくも選んだ「ザ・ロード」。
この作品に関してはよく「暗すぎる」もしくは「原作の方が良かった」という意見も聞きますが、その場合正しくは「自分の想像通りではなかった」もしくは「自分の趣味に合っていなかった」と言うべきで、僕個人としては観たまま感じたままを映画として評価したつもりです。
その上でこの映画は(特に同年代の)子を持つ男親として、この映画のような極限の状態に陥った時(=これからのなんでもない現実の生活の中)に、その先になにも希望を見出せない事が確実な時にでも、主人公のように強くそして弱いところをも自分の子供に見せつつ、それを感じ取ってもらえる親子(人間)関係、もっと言うならば男でいられるかという事を僕自身が自問自答させられた作品。
あまりこういう感情にさせられる事はないので、あえて特別賞という形で入れてみました。
さてまたもや長々と書き綴ってきましたが、今回「2010年マイベスト10」を選ぶにあたって改めて熟考した結果、単に上半期・下半期の各ベスト10(計20本)の中から選んで10本を落とすという事にはならなかったのが、個人的には面白かったなと思います。
最後までお付き合い下さった方、ありがとうございましたm(_ _)m
明日から頑張ります(笑)!
※コメントは承認されるまで公開されません。