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栗原道彦フリーバイヤー(?)1977年生まれ2010年に有限会社ロストヒルズを退社。2011年よりフリーでの活動を開始(?)。

クリちゃんがイクッ。

栗原道彦
フリーバイヤー(?)

1977年生まれ
2010年に有限会社ロストヒルズを退社。
2011年よりフリーでの活動を開始(?)。

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ミラクル商品詳細その8。

2008.10.09

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やっとコイツらを紹介する準備が出来ました。


<MILITARY REVERSIBLE T SHIRTS ¥4,095~¥10,290>
軍モノのリバーシブルTシャツ。ありそうで意外と出てこないアイテムです。
70~80年代頃に生産されたモノで、そのほとんどが皆さん大好きなコットン100%。


ほとんどのモノに上画像のスタンプが押されています。
DPDOとは"Defense Property Disposal Office"の略。軍で使われていた様々な装備を管理していた機関で、 "EXCESS"とは「過度、過剰、超過、余分」といった意。
古着、特に軍物の話でよく聞く「サープラス」という言葉と同じ意味ですね。
なので、このスタンプはDPDOが「このTシャツはもう軍では使用しない過剰品です。」と判断し、民間に売却(譲渡?)した証です。




モノを見れば、DPDOが過剰品と判断した理由が分かりますね。
ご覧の通り、かなり使い込まれてます。。。
しかし、間違いなく適当に施されたであろうリペアが逆にいい味を出しています。


ソコはやはりリバーシブルTの悲しい性で、ほとんどのモノはタグが取られてしまっています。
が、一部タグが残っているモノも。
コチラはサイズ表記だけが記載されたモノで、恐らく60年代後半or70年代製かと。


かなり洗いこまれており、一部がかろうじて読める状態のタグ。
社名は"BROADWAY ~(続きは読めませんでした...)"、所在地はニューヨーク州アルバニー。
このタグから推測するに80年代製だと思います。


ごく少数ですが、ミルスペックが付くモノもあります。
メーカーは"KINGS POINT MFG CO., INC."。
その社名からニューヨーク州キングスポイントにあるメーカーだと思います。
このキングスポイントという都市、USMMAがあることで有名なところ。
ちなみにUSMMAとは"UNITED STATES MERCHANT MARINE ACADEMY"の略で、日本語に訳すと「US商船アカデミー」。
USMAやUSNAなどと同じく国立の軍士官学校で、船舶技師、航海士等のための大学だそう。
マーチャント・マリンとは海軍に関連する部隊で、戦時には人員、兵站などの輸送などを担い、平時には所属船舶を商業貨物、客船などに転用する「半軍半民」といったような組織のようです。
かなり話が逸れてしまいましたが、やはり軍関連の大きな施設がある都市には、こういった軍に製品を納入するメーカーが多く存在しているようですね。
コチラは70年代頃に生産されたモノだと思います。


嬉しい事にチャンピオンのバータグも何枚か混じっていました。

カラーは紺 X 黄、黒 X 黄、黒 X オレンジの3色で、サイズのほうもSからLまで豊富に揃っており、メーカー、サイズ、状態等により、それぞれプライスを分けてあります。
もしも数枚しか出ていなかったらもうちょっと高く付けたかったんです(本心。。。)が、それなりの枚数が出たのでソレも考慮したお値段になっています。

コレにて何か月かに渡って続いたこの「ミラクル商品詳細」シリーズ。終了いたしまーす。

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