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栗原道彦フリーバイヤー(?)1977年生まれ2010年に有限会社ロストヒルズを退社。2011年よりフリーでの活動を開始(?)。

クリちゃんがイクッ。

栗原道彦
フリーバイヤー(?)

1977年生まれ
2010年に有限会社ロストヒルズを退社。
2011年よりフリーでの活動を開始(?)。

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ベンジャミン・バトン 数奇な運命。

2009.02.21

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昨日は渋谷に「ベンジャミン・バトン 数奇な運命」を観に行きました。
コチラ、久々に期待を大幅に超える面白い映画でした。
しかもここんとこ「ワールド・オブ・ライズ」、「チェ/28歳の革命」など、頭の中で必死に理解しながら見なきゃいけない難解モノばっかり観ていたんで、こういった全編に渡って気軽に観れる映画は久しぶり。
ストーリーはほぼ予想通りに進んでいくんですが、それが逆に変なひねりがなくて良い感じ。
当然と言えば当然ですが、10年代から80年代に掛けての衣装もきちんと忠実に再現されており、古着好きはそこら辺も要注目ですね。
そこでひとつ気になったのが、ベンジャミンの父であるボタンメーカーオーナーの「ライバルはファスナーのB.Fグッドリッチ社だ。」というセリフ。
「アレっ、タロン(ホックレス)ってB.Fグッドリッチの子会社だったの?」と思い調べてみると、実はそういう訳ではなく、「20年代にグッドリッチ社がホックレス・ファスナーをジッパーというネーミングでラバーブーツの開閉部分に採用。それ以後アメリカでジッパーと言う呼び方が定着した。」という事だそう。
それで前述のように、B.Fグッドリッチはファスナー(ジッパー)の生産も行っているという勘違いが一般に浸透したんじゃないかと。
僕も以前、何かの写真でホックレス付きのB.Fグッドリッチ製キッズ用長靴を見たことがあるので、恐らくそういうことなんだと思います。
って結局、映画とはまったく関係のない話に逸れてしまいましたが、良かったら皆さんも是非観てみてください。お勧めの映画でした。

Comments: 2

こんばんは。
いつも楽しく拝見させていただいてます。
ぼくも先日この映画を見て、栗原さんと同じところに注目してしまいました。
特に、30年代くらいまでの衣装、A-1タイプのジャケットやシンチバック、サスペンダーボタン付きのデニムパンツなど、すごく上手にエイジングさせているな~とか、もしかして本物のヴィンテージなのか??とか、そんなこと考えてました。
あと、ジッパーのくだりも同じくで、栗原さんの記事を読んで謎が解け、すっきりしました。
次回のブログも楽しみにしています。

Tetsuさん、コメントありがとうございます。
古着好きだとやはり着目してしまうところは一緒ですね。
僕もリペアが施されたシャンブレー(?)シャツやレザーのハーフコートなど、とても加工には見えないモノが諸々ありました。特にA-1タイプジャケットのリブの感じなんかはオリジナルっぽかったような。。。
この作品がDVD化されたら、巻き戻しを多用してもう一度じっくり観てみたいと思います(笑)。

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