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草彅洋平(東京ピストル)株式会社東京ピストル代表取締役1976年東京生まれ。あらゆるネタに対応、きわめて高い打率で人の会話に出塁することからついたあだ名は「トークのイチロー」。インテリア会社である株式会社イデー退社後、2006年株式会社東京ピストルを設立。ブランディングからプロモーション、紙からWEB媒体まで幅広く手がけるクリエイティブカンパニーの代表として、広告から書籍まで幅広く企画立案等を手がける次世代型編集者として活躍中。www.tokyopistol.com/

トークのイチロー就活日誌

草彅洋平(東京ピストル)
株式会社東京ピストル代表取締役
1976年東京生まれ。あらゆるネタに対応、きわめて高い打率で人の会話に出塁することからついたあだ名は「トークのイチロー」。インテリア会社である株式会社イデー退社後、2006年株式会社東京ピストルを設立。ブランディングからプロモーション、紙からWEB媒体まで幅広く手がけるクリエイティブカンパニーの代表として、広告から書籍まで幅広く企画立案等を手がける次世代型編集者として活躍中。
www.tokyopistol.com/

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乃木坂46の生駒里奈ちゃん(16)に「働くこと」について相談してきた

2012.08.17

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2ndシングルはオリコンチャート1位を獲得し、8月22日に、3rdシングル走れ!Bicycle」が発売され、絶好調の乃木坂46
そんな乃木坂46に取材してみませんか? というお話があったので昨日行ってきました。

僕のブログ企画は就職がテーマだから、就職について乃木坂とトークしようという企画なのです。

今回は秋田県出身の16歳・生駒里奈ちゃん。

36歳の中小企業経営者が16歳の女の子に「働くこと」「ビジネスのこと」について聞くという、シュールな構図になりました(てへペロ☆)


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草彅:僕はフイナムっていうオサレなサイトで「就職」をテーマに連載していて、今日はその企画でして...

生駒:就職ですか...私もしてるんですけどね、一応(笑)。もう高校生なんで働いてもいいですしね。

草彅:生駒ちゃんは昔からアイドルに就職したかったの?

生駒:いやあ、じつは乃木坂のオーディションを受けた理由が、お父さんがオーディションのチラシを持ってきたのがきっかけなんですよ。「受けてみそ」って。

草彅:受けてみそ...(笑)

生駒:はい。お父さんはそういうのがあまり好きじゃない人なんです。けど、私が中学校の時はバリバリ部活をやっていて、高校になったら何もしなくなって毎日家でぼーっとしてたから...。オーディションが夏休み中だったし「ヒマなんだったら、こういうの頑張ってみれば?」って。お父さんは絶対に受からないと思っていたっぽいので、なんかヒマ持て余すんだったら、という思いでそのチラシを見せたみたいなんですけど。そしたら本当に受かっちゃってビックリだったんですよ。まさか自分が芸能人になるなんて...

草彅:芸能人じゃなかったら何になりたかったの?

生駒:私はずっと保育士とか幼稚園の先生になりたかったんですよ。子ども大好きだし。だから、うちは頭がそんな良い方じゃないんですけど、高校3年間はちゃんと勉強頑張って、秋田の短大に行って保育士さんを目指すつもりでした。そうしたら、なんか全然違う感じになっちゃって...(笑)

草彅:バイトもしたことはないんですか?

生駒:バイトする前にアイドルになっちゃいました。

草彅:そうだよねえ。

生駒:お母さんに「バイトしてみたい」って言ったことがあって、そしたら、「大人になったら死ぬほど働くんだから、今は働かなくていい」って。まあでも、働くと、人と接するじゃないですか? それがちょっと苦手だったので、きっとバイトしていいよって言われても、あんまり働かなかったのかなあ、って(笑)。


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草彅:例えば今日も朝から夜まで、ずっ〜と取材に撮影に働いているじゃないですか?(時間は夜19:45...) こんな毎日疲れない?

生駒:大丈夫です!

草彅:スゴイね!

生駒:最初の頃はかなりキツかったんですけど、今でも「おぉ、ちょっとフラフラする〜!」って時はあるんですけど、でも切り替えられるようになったので。今までやってきた"慣れ"というか、そこは自分でもアイドルとして自覚してやってるのかなあ、って思います。

草彅:なるほど、なるほど。生駒ちゃんにとって「働く」とはなんでしょうか?

生駒:働く...生きるっていうこと。

草彅:おぉ!! かっけえ!

生駒:なんか、世の中のルールはやっぱり、お金を払ったりすることが基本じゃないですか? そのためには、やっぱり何か条件をクリアしていかなきゃいけないと思うので、だから、働く=生きるじゃないかなあ。

草彅:生きるといえばお金。(関係者に)月給とか聞いちゃダメですもんね?

関係者:ダメダメ!(笑)

生駒:●●●です!

草彅:ちょっと詳しく...

関係者:ダメ! もうやめなさい!!

草彅:生駒ちゃん、銭の、銭の話を! 詳しく話すズラ!!(関係者に止められる)

生駒:うちもお母さんが全部管理してるから分からないんですよ〜。今、貯めているんです。将来、お仕事ない人になっても、しばらく暮らせるようにと思って。


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草彅:生駒ちゃんは、例えばお店をやりたとかいう考えはないんですか?

生駒:お店ですかあ、まだ分からないですよ〜。

草彅:だよね〜。

生駒:とりあえず、仕事なくなっても、しばらくお仕事探しながら生きて行けるくらいの蓄えをしておこうと思ってます。

草彅:なるほど、
16歳でその発想は堅実すぎるよ...。で、僕はね、会社をやっているんですけど、不況のこの時代、どうやって生きていったらいいのか分からないんですよ。どうしたらいいと思いますかね?

生駒:えーっ、不況(笑)? でもなんか、きっとモノを買うとかだったら、誰もが「コレ絶対に欲しい!」って思うモノを作らなきゃいけないと思うので、なんかアイデア練るのにお金はかからないですし...

草彅:アイデアを練ろと?

生駒:はい、それを一生懸命頑張ったらいいんじゃないですか?

草彅:鋭いですねぇ。例えば、デザイン会社みたいなものがあって、その売上げを伸ばすとしたら、生駒ちゃんはどんなことを考えますか?

生駒:デザイン? うーん。何かモノを作る、とか? 最近よくブログとかやってる人が多いから、それの素材とか...。なんか今ってなんでもかんでも無料じゃないですか?

草彅:無料ですね。

生駒:無料でいいのもあるけど、だんだん凝ってるやつ使いたくなるし...。それを、狙って(笑)。

草彅:ブログパーツだとしたら、どんなものを作りましょうかね?

生駒:うーん、流行のモノを作ればいいと思います。流行って、過ぎてもまた来るし。先取りして色々出して、ダメになったら無くせばいいし。それを生かしてまた次のモノ作ればいいし...


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草彅:今、生駒ちゃん的に「コレは流行ってる!」っていうものは何なんですか?

生駒:マンガ。

草彅:ほお、そうしたら僕がマンガを描くしかないですね(笑)。

生駒:(笑)。でもなんか、自分の中での流行は変わらないんですよ。だから、お洋服の好みもあんまり変わらないし。だから、何でしょうね。最近の流行はわかりません(笑)。

草彅:ですよね、僕も分からないですよ〜(笑)。そしたら、仮に、レストランがあるとするじゃないですか。生駒ちゃんだったらどんなレストランにしますか?

生駒:レストラン?

草彅:こんなのあったら面白いんじゃない?っていう。

生駒:ごはんと、みそ汁と、ガッコが美味しいレストラン。

草彅:ガッコ?

生駒:ガッコ。漬け物。

草彅:あぁ、秋田出身ですもんね! いぶりがっこだよね。

生駒:ゴテゴテのごはんも好きだけど、やっぱりそれが一番美味しいから...。美味しかったら食べたい。

草彅:ええ、そしたらごはんと、みそ汁と、ガッコしかないレストラン?

生駒:あ、でも、それだけじゃやってけないと思う(笑)。

草彅:ただの渋いレストランですもんねぇ(笑)。

生駒:(笑)。他にもなんかあると思うけど、身体にいいものだったら、いっぱいどんどん食べたいと思います。

草彅:うんうん。それでは、生駒ちゃんが働いて疲れた時とかに、気分転換する方法があれば教えてほしいんですけど。

生駒:クッション殴る

草彅:クッションを殴る!? 

生駒:家ではほとんどの場合、マンガを読めば落ち着くんですよ。読んでるのは少年マンガ。『NARUTO』とか『ワンピース』とか。ほぼ『ジャンプ』なんですけど、色々と。あ、『サンデー』も読みます。でも、単行本派なんです。週刊誌は『ジャンプ』だけなんですよ。なぜかというと、買い出したら止まらなくなって破産するんで、だから単行本で我慢してます。

草彅:そうかそうか、なるほどね〜。で、クッションはどんなクッションなんですか?

生駒:うちは意外にも、最近よくある、耳とか手とか足が長い、うさぎ。

草彅:カワイイうさぎを殴ってるの?

生駒:あれがいたら、こう「フンフンっ」って(片手で耳をつかんでぶん回すフリ

草彅:あ、あぁ、ブン回して...(笑)

生駒:テレビ付けながら、鼻歌まじりで、ベッドに横になって...

草彅:(話を聞かなかったことにして)生駒ちゃん、そしたら、今、アイドルビジネスをやるとして、自分が社長をやってるとしたら、どう乗り越えていきましょうか? 今のアイドル業界を。

生駒:違い、じゃないですか?

草彅:他のアイドルとの?

生駒:だって、同じのやってもつまらないですし...

草彅:けど、ほら、乃木坂はAKB48とそもそもスタンスが近いじゃないですか?

生駒:例えば、乃木坂はダンスとか衣装とか違うし、それって立派な違いだと思うんですよ。もし乃木坂が、激しいダンスとか踊ってても、それは全然楽しくないじゃないですか? どれだけ違う可愛さで、魅せていけるかが重要だと思うんですよ。

草彅:さっき生駒ちゃんが、「昔は女の子の可愛らしさに気づかなかったけど、乃木坂に入って可愛らしさに気づいた」みたいなこと言ってたじゃないですか(*実は今日生駒ちゃんと話すのは3回目)? そこは、今まで気づかなかったんですよね?

生駒:う〜ん、なんか私、いつも一人だったので。あぉ、引っ込み思案だったので、自分一人の世界が好きというか...。でも、今メンバーと色々おしゃべりしたりして、なんか、やっぱり女の子ってすごい可愛いなぁ、って(笑)。女の子だらけなので。だから、すごい可愛い。そういうところから、色んなことを考えるようになって、この子にはこういうのが似合いそうだなぁ、って思ったり。

草彅:生駒ちゃんはやっぱりプロデューサー向きですよ。

生駒:ほんとプロデュースしてみたいんですよ! 女の子ってやっぱり流行に乗るから、すごく可愛いんだけど、同じになっちゃうじゃないですか? でも、それだけじゃその子の可愛さが消えてしまうと思うんです。違うところから、その子の可愛さをいっぱい引き出してみたいな、っていう。ちなみに、推しメンは西野七瀬ちゃんです。ほんと、ナッちゃんが可愛くて...写真が撮りたい。ただの変態です(笑)。

草彅:(笑)。でもプロデューサーとして、何かやって欲しいですね。

生駒:本当ですか? もしそういう機会があったら本気で取り組みたいです!

草彅:もし機会があったら、乃木坂をどうプロデュースします?

生駒:乃木坂はですねぇ、まず、ひとりひとりに合った色を選びます。

草彅:思いっきり「ももクロ」じゃないですか(笑)。

生駒:すごいガッチリした色じゃなくて、淡い色を選ぶんですよ。例えば同じ緑でも、その色の感じが違えば、その子が変わるじゃないですか? そういう実験的なこともしてみたいです。

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草彅:もうちょっと詳しく。今、アイドル的にトップになるんだったら、生駒ちゃんは何をしようと思います? やっぱり色づけ?

生駒:でも、みんなを同じにしたくない。それぞれ、可愛い種類は違うじゃないですか? 例えば...クールなカワイイ、とか。だから、その子の個性を伸ばしてあげたい。同じ衣装を着ても、その子に個性があれば全然違うものに見えるじゃないですか?

草彅:うん、その通りだね。

生駒:だからそういうのを引き立てるものを作っていきたいし、その子が納得するかどうか分からないけど、こうした方が可愛いよっていうのをいっぱいやっていきたいです。

草彅:なるほどねぇ。それで、アイドル業界のトップに立つという。

生駒:フフーン(笑)。アイドルはフリフリを着て、可愛い!っていうのが一般的だと思うんですけど、私はアイドルってみんな可愛いと思うから、ワンピース一枚でも可愛いし。だから、そういうのを発見していきたいなって(笑)。

草彅:なるほど〜。今日は長々とありがとうございました。いやあ、生きているって素晴らしいですね。明日も元気に働きましょう!