That Way About Things
ハラダユウコ
Archive&Style Shop Press
1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。
www.archiveandstyle.com
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1940s DUCK HUNTER
2009.02.16
フイナムブログをご覧の皆様こんにちは☆
今日は先週入荷してきました、
WWⅡ(第二次大戦)のダックハンタージャケットをご紹介します。
ヴィンテージミリタリー好きな方々の中でも
ずっと人気の高いダックハンター(コットンダック地のハンター用JKT)の正式名称は
アメリカ陸軍用M1942HBT(ヘリンボーンツィール)迷彩ジャケット。
1943年の6月3日に承認され、
アメリカ陸軍の正式な軍服として採用されるようになりました。
ジャケットの左右の胸には、パッチポケットがあり、
隠しボタン2つの付いた四角いフラップで閉じられるようになっています。
また、襟の内側にはガス・フラップが設けられているのも、大きな特徴のひとつです。
ダックハンターのもう一つの大きな特徴としては、
表面のグリーンベース迷彩と
裏面のブラウンベース迷彩のツートーン仕様になっている点ですが、
ポケットなどがグリーンの面にしかなかった事を考えると、
真の意味でのリヴァーシブルではなかったと推察されます。
サイズ34のレギュラーです☆
コンディションもAクラスですよ~☆
余談ですが、
第二次大戦中、フランスのノルマンディー地方で戦闘していたGIたちの中でも、
ごく少数の部隊(第30歩兵師団と、第2機甲師団所属第17工兵大隊)が、
このM1942を着用していましたが、
この迷彩服が敵国であったドイツの武装親衛隊が着ていた迷彩服に、
一見似ていたために、味方から誤認されて悲惨な事故が何度か発生したため、
ヨーロッパでは使用が中止されたそうです。
軍服のことを調べる度に、こんな風に、
リアリティーあり過ぎ==!な話まで知ってしまい凹む原田でございますが、
世界で唯一の被爆国である日本で、
ファッションとして軍服を楽しむ日が来るなんて、
60数年前には考えられなかった事に違いないので、(しかも敵国だったアメリカの軍服)
日本人も逞しいなぁ~と思いつつ、
自分もあちこちの国の軍服をファッションとして着ながら、
世界平和が大切!って気持ちは常に持ちたいものです。はい。
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