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ハラダユウコArchive&Style Shop Press1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。www.archiveandstyle.com

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ハラダユウコ
Archive&Style Shop Press

1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。
www.archiveandstyle.com

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新入荷第3弾☆ Carhatt`s Chore Jacket編

2009.10.19


フイナムブログをご覧の皆様こんにちは。
前回の末文で明日も更新すると書いたのに、
間に合わなくてすみません。。。。↓


GWGに引き続き、
今回も古いチョアジャケットのご紹介です。
ちなみに私がよく使っている「CHORE」=チョアとは、
英語で主に、「家や農家における雑用」を指します。

前にも同じ主旨の事を書いたと思いますが、
アメリカ人のVINTAGEディーラーたちがこう呼んでるので、
わたしもこう呼んでおります。


さて主題に入ります。

今回ご紹介するのは、
推定1940~50年代製と思われる
カーハートのダック地チョアジャケットです。
今日もカーハートの歴史を少し紐解きたいと思います。

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ストリートブランドとしては、
定番的なカーハートですが、
実はワークブランドとしてスタートして以来、
100年以上の歴史があります。

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創業者のハミルトン.カーハートは、
1884年23歳で家具や手袋の卸業会社として、
ハミルトン.カーハート&カンパニー
ミシガン州デトロイトに設立しました。

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その後1889年には、
わずか4台のミシンと5人の従業員でワークウェアの生産を開始し、
最初のプロダクツとして、
丈夫なダック地とデニムで作られたオーバーオールを発表しました。
これが、現在につづく、カーハート誕生の瞬間だったといわれています。


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現在では全米一の自動車工業都市であるデトロイトには、
当時から労働者たちも多く、必然、
彼らが求める丈夫なワークウェアを供給するカーハートは
着実に成長をとげていきます。


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1910年には8つの縫製工場と、
2つの紡績工場を抱えるまでに事業を拡大しました。
それにともない、
社名もハミルトン.カーハート.コットンミルズと変更されています。


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また、このころ使用されていた通称「ハートマーク」とよばれるロゴは、
当時カーとよばれていた路面電車と、
労働者をひきつける中心地ハートランドの意味を
自分の名前に掛けたことに由来しているといわれています。

L1020046.JPG


やがて、戦後の50年代前半にさらに耐久性を求めた結果、
カーハートの特徴とされるトリプル縫製が生まれました。

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1961年には、「ハートマーク」ロゴに変わって、
ギリシャ神話に登場する豊かさをあらわす
容器であるコーンナコピアからとった
「コーンナコピアC」ロゴが発表され、
これが現在までつづくロゴとなっています。

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70年代にはより多くの人たちに
商品供給をするために、
カジュアルテイストなアイテムの生産にも力を入れだしたカーハートは、
このころから、日本でもブランド名が浸透していきました。

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最近では、90年代半ばから
、カジュアルをより拡げたストリートウェアラインである
「UK carhartt」が誕生し、
本来のカーハートが持つ要素である耐久性や動きやすさに、
ファッション性、デザイン性が加わり、
ストリートでの人気を不動のものにしています。

L1020046.JPG

「ユニオンメイド」記載の残る
「ハートマーク」のロゴタグ
今回紹介するものは、
左胸の「ハートマーク」ロゴから推定すると、
およそ1940年~1950年代製のものと思われます。

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カーハートの最初のプロダクツにも使われた、
ダック地(麻の太糸を密に平織りした固くて厚い生地)
の何度も洗いざらされた、生地感や色落ちのムラ具合もバランスがよく、
コンディションは抜群です。
また、「ユニオンメイド」記載の残る
「ハートマーク」のロゴタグも
破損箇所は見当たりません。

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ちなみに、「ユニオンメイド」のユニオンとは、
アメリカの労働組合のことで、
1935年全米自動車工組合が発足された当時
、労働者はおなじく,
労働者が作った製品だけを買うように指導されていたため、
組合に入った企業の製品にはこの「ユニオンメイド」のロゴが記載されていました。


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ただ、どのメーカーも社内の組合結成を認めたがらないなかで、
カーハートはその結成を容認し、
非組合員の批判にも屈せず、
あくまで労働者の側に立つ企業だと宣言していました。

そのことから考えても、
カーハートのワークウェアに対する信念を感じられる、
当時の労働者の息づかいまで聞こえてきそうな一点だと思います。

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気になる方はお気軽にお問い合わせ下さい☆


久しぶりに家の猫たちです。

5ヶ月になったごま(グレーの子・オス)と、
6ヶ月になったむぎ(茶色の子・オス)です。

写真は今朝、ベランダでプロレスする2匹。

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2匹とも、
ものすっごいやんちゃ&元気です====☆

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こいつらが来て4ヶ月で餌食になった物たち数知れず。。。。(苦笑)

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ヴィクトリアンレースのブラウス。
20年代の刺繍のピローケース。
羊毛フェルトの人魚の人形。
40sのヨーヨーキルトのベッドカバー。
リアルファーの子じかのスカルプチャー。
ノリタケのアンティークカップ。
昭和初期の有田焼の小皿。


はっきり言って凹みます。
随分、慣れましたし、対処法もあみ出しましたが。。。
しかし。。。かなり凹みます。

(メス猫を一匹で飼っている時は、
このような悪戯は一度も無かった。。。のれす。。。)


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ほんでもって、
こらぁ~~~っ!!!と怒ると、
すごい速さでさささ====っと2匹とも、
またウマ~~~イこと、隠れてしまいます。
しかし、5分もしたら、
ケロッとして、にゃおん♪とか何処からか現れて、
鳴いてすりすりしてきやがります。

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可愛いです。。。。困ります。。。。いや、ほんとに困ります。。。


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でも、その図太さがなんか、逞しくって憎めなくて可愛いのです。。。(苦笑)

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では、次回もなるべく近日中にアップいたします。

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