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ハラダユウコArchive&Style Shop Press1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。www.archiveandstyle.com

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ハラダユウコ
Archive&Style Shop Press

1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。
www.archiveandstyle.com

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新入荷☆  Hush Puppies編

2009.11.05

フイナムブログをご覧の皆様こんにちは☆

入荷の作業はまだまだバイヤー堀江氏によって、
孤軍奮闘で続いておりますが、
VINTAGEのことばかりアップしていても飽きてしまうので、

今日はちょっと違った趣の商品をアップしま~す☆

私のおぼろげな記憶だと、たしか日本では1996年頃に、
ソフトスェードのカラフルなシューズが、
かなり流行ったハッシュ・パピーのご紹介です。
この当時、私も2足(ラベンダーと薄い黄緑の)をよく履いていました。

まわりのアパレル系の友達もけっこう履いている人が多かったので、
今、40歳前後の方々には馴染みのあるブランドじゃないでしょうか?


入荷したのはこちら ↓ ハッシュパピーのクレープソール・ドレスシューズです。
推定1960~70年代のデッドストック(箱つき)です☆         
L1020957.JPG

1996年当時は新しいブランドだと、
ハラダは勝手に思っていたのですが、
実際には1958年に操業しだしたブランドでした~☆
自分よりも一回りも年上なブランドだったんですね~☆
では、日本に入って来たのが遅かったのかな?
と、思ったら、
いえいえいえ。。。。
日本に初上陸したのも、1965年と、
もう40年以上も前でした。

当時はアイビーブームの流れに乗って、
スニーカーの様に履き心地がいいと、
カジュアルなドレスシューズがウケて、
火がついたそうですが、
自分は生まれていないので、
その頃の流行具合は全然わからないです。。。
申し訳ないです。。。。

でも、なんとなく、
60年代後半に、アイビールックを好んだ男性方が、
ハッシュパピーのシューズを、
履きこなしている雰囲気は想像できますね~☆


We invented Casual
−「カジュアルはハッシュパピーからはじまった」
これが、はじめて"カジュアルに履ける革靴"第1号となった
ハッシュパピーのブランドスローガンなのですが、

ハッシュパピーは、シューズ業界では世界で初めて
本格的な「カジュアルシューズの歴史」を開いたブランドとして
有名なのです。


L1020955.JPG


その歴史の前に、
まず、ハッシュパピーブランドの母体会社は、
意外にもカジュアルブランドではなく、
126年も前に創業している、
アメリカ合衆国ミシガン州の街、ロックフォードにある
ウルバリン・ワールド・ワイド社(1883年創業)
というワーク・ブーツからスタートした、
本格的なワークウェアブランドです。

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こちら箱の側面の一番下の行を確認すると、
「CASUAL SHOES ONLY BY WOLVERINE」
の、文字が読み取れるでしょうか?

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ちなみに上の写真2枚は、
(こちらも店で扱っている商品ですが、)
「WOLVERINE」社製のエンジニア・グローブのデッドストックです。

このフラッシャーのイラストでもお解かりいただけると、
思いますが、
社名の「WOLVERINE」
(ウルバリンまたはウルブリンと発音します。)とは、
北米などに生息するクズリ(屈狸)のことで、
イタチ科の哺乳類のことです。
体調が90センチ近くもあり、イタチの仲間と言っても、
かなり大型な種類で、実物は
どちらかというと、小型の熊に似ているらしいです。

ちょっと面白いのですが、
ミシガンの人々の異名でもあるようで、
PCで翻訳すると、
「WOLVERINE」=ミシガン州の人
となります(笑)辞書にも載ってました☆
由来はわからないのですけど。。。


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この会社はミシガン州のロックフォードで、
1880年代に労働者向けのブーツを作り始めてスタートしてから、
開拓者や鉄道作業員に向けて、
リアルなワークウェアや靴、ギアを作り続け成長し、
今現在も耐久性や実用性を重視した本物の作業服や、
使いやすいリアルクローズを幅広く手掛けています。

もちろん、創業から126年も経過した今日では、
ワークウェアだけでなく、カジュアルウェアやレディース、
小物まで、展開していて、世界130カ国に進出する
本国アメリカでは、北米を代表する大きなアパレルメーカーの一つになっています。

このウルバリン社が、ハッシュパピーブランドを、
1958年に立ち上げて、
世界で初めてスニーカーのように履き心地がよく、
軽量なクレープソールを使用した、
レザー・カジュアルシューズを生み出し、
当時主流だった黒くて重たい印象のビジネスシューズや、
ワークブーツの概念を打ち破ったわけです。


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↑ 珍しく、スウェードハットも入荷しました☆


また、
ハッシュパピーというブランドネーミングには、
おもしろいエピソードがあって、

ある時、新製品の開発を担当していた
初代セールス・マネージャーのジム・ミュア氏が、
友人宅で揚げナマズとトウモロコシ粉の生地を
小さく丸めて揚げたアメリカ南部の揚げパンの料理
「Hush Puppies」の夕食を振舞われたそうです、

その料理名の由来は、
食事中に期待して吠える犬たち(バーキング・ドッグス)
を黙らせるために、
農民たちが「Hush Puppies!
(しっ!子犬(パピー)たち、静かに)
と言いながら、与えたところからきたといいます。

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当時、
'50年代アメリカでは、ヒリヒリ痛くなった足の事をスラングで
「バーキング・ドッグス」と呼んでいたことから、
これがきっかけとなり、
ウルバリン社はいくら履いても決して疲れない
履き心地のいい靴を「ハッシュパピー」として、
売り出すことにしたのだそうです。

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上のエピソードにちなんだ宣伝文句も、箱にきちんと書いてありました(笑)

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あなたのバーキング・ドッグスを落ち着かせます!
(疲れた足を包み込みますって感じでしょうか?(笑)

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疲れた足に、今まで履いた中で最高に履き心地の良い靴!!(笑)

すごい自画自賛な宣伝文句ですが、
たしかに、店にあるどのデッドのドレスシューズよりも、
持つと軽~いです。

寒くなって来たので、厚手の冬物も出し始めました。
気になる方は覗いて下さい。


ここから先は、プライベート日記と、
毎度の ごま& むぎ です。
猫好きな方はど~ぞ~。。。。

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家にある、キャットタワーの一番上。
むぎ のお気に入りの場所です。
遊ぶための通り穴が空いているのですが、
そこから、いっつも、お腹がでてます(笑)


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なんか、黄昏ている ごま。。。


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3日の祝日は、
多摩美術大学の芸術祭に遊びに行ってきました。


と、言っても学園祭目当てではなく、
そうです。
私のコンプリートバンドである、
テングインベーダーズ
の学祭ライヴ目当てです(笑)

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この日も飛んでたスーパーハイトーン・ヴォイス☆
ザ・年齢不詳☆
ギター&ヴォーカルの中村むつお氏

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ハラダ製作による派手なテングT-シャツを着用してくれた(笑)
ベースの久保谷タケシ氏


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テングの紅一点&サバサバ感と低い声が心地よい(笑)
ドラムの岩崎ようこサマ☆☆☆


他にも、
函館出身の20~21歳フレッシュバンド☆
ジュブナイルボート
も、ライヴ楽しかったです~☆

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ライヴ後の和む皆様☆

L1020909.JPGのサムネール画像

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私が作って持ってった、
鶏の唐揚げ、厚焼き玉子、稲荷ずしです。
遠足みたいでした。(しかし、寒かった。。。です。。。)


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構内も少しだけ、ぷらぷらしました。


こちらの↓多摩美の工芸科の
可愛い学生さんに可愛いイラストもらいました☆

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なこなこちゃんよろしくです☆

現役の大学生がもう既に、
20歳年下である事に、
ちょっとだけ凹んだ(笑)ハラダです。。。。(笑)


では、次回はまた、
ヴィンテージアップします~☆

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