That Way About Things
ハラダユウコ
Archive&Style Shop Press
1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。
www.archiveandstyle.com
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新入荷☆ MILITARY RING編
2009.11.02
フイナムブログをご覧の皆様、こんにちは☆
いつも、ブログを見て来店してくださっている方々もありがとうございます。
毎回どれぐらいアクセスがあるのかも、
ブログ書いてる本人はまったく知らないのですが、
最近は、
わりとチェックしてますよ~と、
お客さんに言っていただいたりしたので、
とにかく今日もがんばっていろいろ書きます~☆
今日はちょっと新入荷の箸休めという感じで、
小物の中からミリタリーの指輪を3点、ご紹介いたします☆
写真は
United States Navy 略して U.S Navyの、
スプーンリングです。
製造年代は不明ですが、
シンプルでちょうどよい感じに重量感もあって、お勧めのリングです。
ここからは写真といっしょに、
アメリカ海軍や海兵隊の話をまとめたので、
よかったら読んでってください☆
U.S.Navyは言わずと知れた、
アメリカ合衆国が保有する海軍のことですが、
その兵員数は33万人(2007調べ)にのぼり、
保有する軍艦や空母の数、また、
軍事力においても、小国1国をはるかに凌ぐといわれる程の、
世界最大、最強の海軍です。
この世界最大、最強を誇るUS海軍は、
1775年~1783年に起きた
アメリカ独立戦争中に、
設立された大陸海軍を起源としています。
アメリカ独立戦争といえば、
イギリス本国と、
アメリカ東側沿岸のイギリス領だった
13の植民地との戦争なわけですが、
その13州というのが、
以下
1、マサチューセッツ
2、ニューハンプシャー
3、ロードアイランド
4、コネティカット
5、ニューヨーク
6、ペンシルベニア
7、ニュージャージー
8、デラウェア
9、メリーランド
10、ヴァージニア
11、ノースカロライナ
12、サウスカロライナ
13、ジョージア
なんですよね。
こうして並べて見ると、
白人の多いニューイングランド地方から、
かなり南にある黒人の多いジョージアまで、
イギリスの植民地の範囲もかなりの広さだなぁ~と、
改めて、アメリカの歴史を振り返りました。
で、この13植民地が1775年に設立したのが、
前出の大陸海軍なわけですが、
こちらの旗がこれです↓
ガラガラ蛇の下には、
「俺を踏むんじゃねえぞ。」と、
アメリカ海軍らしい?(笑)勇ましい文章が刻まれていますね~☆
この大陸海軍の目的は、
もちろんアメリカ東沿岸の海に来る、
イギリス艦隊を撃墜するという武装船から始まっていたので、
独立戦争が終結した数年後の1785年には一度、隊そのものが解体されました。
↑ こちらも U.S.Navyのリング こちらも年代は不明ですが、
白い部分はエナメルではなく、珍しくセルロイドが使われています。
セルロイドから推定すると50年代から60年代に製造された可能性が高いです。
その後、ヨーロッパの政情不安に伴い、
1794年に活動を再開しはじめたことにより、
正式にU.S.Navyが設立されます。
1880年代からの軍の近代化によって、
U.S.Navyは20世紀始めには世界でも上位の戦力を誇る、
海軍へと成長を遂げていきました。
更に第2次世界大戦で、
太平洋戦線において、活動が拡張したことによって、
世界最大の海軍となり、
日本海軍を圧倒したことは日本の近代史でも有名です。
また、これだけ最強な海軍には、もちろん有名な人たちも、
存在していました。
たとえば、1969年にアポロ11号で、
人類初の月面歩行に成功したアーム・ストロング船長も、
U.S.海軍飛行士の出身でしたし、
ブッシュ元大統領の父である、H.Wブッシュ元大統領も、
第2次大戦中はU.S.海軍の優秀な、
最年少パイロットとして活躍していたそうです。
最後に3点目はアメリカ海兵隊(USMC)のリングです。
こちらはカレッジリングを踏襲したジルコニアのデザインリングです。
アメリカの海兵隊については、
随分、前のブログにも少し書きましたが、
こちらも海軍同様に、独立戦争中の
1775年に設立された大陸海兵隊が起源となっています。
USMCの紋章↓
United States Marine Corps
(マリーン・コーアもしくはマリン・コーと読みpsは発音しません。)
アメリカ海兵隊は略称USMC、
通称をMarines(マリーンズ)は、
本土の防衛が任務に含まれない外征専門の部隊で、
殴りこみ部隊とも言われています。
モットーはラテン語の"Semper fidelis"
英語ではAlways faithful
意味は常に忠誠を
この標語は、紋章のスクロールにも記されています。
また、"The Few, The Proud."という言葉もあって、
こちらは誇り高き少数精鋭という意味です。
前にも書きましたが、
海軍や陸軍で経験を積み、上位を得ても、
ひとたび、海兵隊に入隊したらどんな立場だった隊員でも、
0からのスタートと制定しているあたりに、
海兵隊の厳しさを感じます。
それだけ、誰にでもなれるわけじゃない部隊なわけですね。
それを顕著に表している言葉もあって、
それがこちら、
Once a Marine, Always a Marine.
直訳すれば、(一度なったら、常に海兵)。
つまり、
「一度海兵隊に入隊したなら、退隊しようとも、
一生「海兵隊員」としての「誇り」を失わず、
アメリカ国民の模範たれ」
ってことらしいです。
う~~~む、かっくいいです!!
日本の武士道に通じる感じもして、
武士好きなハラダはけっこう感動しました(笑)
サイドのデザインは
有名な1945年の2月23日、
硫黄島で星条旗が立てられたシーンです。
日本人の自分にはちょっと複雑な光景ですが、
今でも海軍では旗艦IWO JIMA LHD-7など、
硫黄島の名前を拝した旗艦を保有している辺りに、
アメリカ海軍や海兵隊の硫黄島に対する思いを感じます。
USMCの起源となった大陸海兵隊は1775年の7月10日に、
ニュージャージー州のアトランティックシティにある、
通称「Tun Tavern」(タンタバーン)と呼ばれる居酒屋で、
当時集められたわずか10人の将校と約200名の兵卒者が始まりで、
そのタンタバーンが逆サイドのデザインになっています。
また一説には、こちらのタンタバーンが、
先日ブログに書いたフリーメイソン・アメリカの発祥地と、
されているそうです。
現在では18万人以上もの兵力を誇るUSMC
(日本の自衛隊全体より大きい規模です!!)
殴りこみ部隊とすごい命名をされていますが、
その仕事は、
敵前上陸だけではとどまらず、
緊急即応部隊として、
陸軍が敵に怯えず安全に歩けるよう道を切り開き、
空軍が燃料不足で墜落することがないよう着陸できる飛行場を確保し、
海軍が漂流しないよう安全な港を確保する
という、いわゆる非常に勇気ある特攻隊なわけですね。
他にも、各国大使館の警備を担当していたり、
日本では沖縄に本拠地を置いて、
数々の侵略行為をする国々から、
日本を守ってくれているのだそうです。
う~ん、なんか今日のブログで更に、
USMCについてはかなり詳しくなったな~~~(笑)と、
思ってます。
ちょっと疲れたので、
癒しに今日のごまお君とむぎお君です☆
あ、間違えました。
これは昨日の ごまお と むぎお です~。
天気が良かったので、ふたりともベランダに出たくてうずうずしてる様です。
ベランダに来るすずめを気にしています。
ドライヤーで髪を乾かし中、
ドライヤーが気になってしかたない様子の ごまお と むぎお。
指を見ると、
すりすりしたくて仕方なくなる ごまお と むぎお(笑)
猫ってほじほじとか好きですよね(笑)
そんで、今日は寒かったですよね~!!!
寒すぎてフトンから出てこない ごまお と むぎお(笑)
天然のファーをまとってるくせに、寒がりです。
最近 ごまお と むぎお は、
ハラダの腕がちょうど枕にいい感じ~!と、気付いたのか、
並んで私の腕枕で寝ております。
けっこう重くて可愛いけどしんどい。。。(苦笑)です。。。
(体勢的にその画像はなかなか撮れないので、そのうちにガンバって撮ります~)
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