That Way About Things
ハラダユウコ
Archive&Style Shop Press
1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。
www.archiveandstyle.com
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White Stag Part 2
2010.11.15
ハラダのブログを読んでくださっている皆さん、
いつもどうもです。
え~と、今日は前回のふがいないブログの続きです。
ちょっと内容が重複しますが、
良かったら、読んでってください。
2010年現在、
世界最大のスーパーマーケットチェーンであり、
売上額で世界最大の企業である会社はどこか?
といえば、
そう、アメリカのWal-Mart(ウォルマート)なんですが、
前回から、取り上げているアウトドア・ブランドの、
White Stag(ホワイト・スタッグ)は、7年前の、
2003年に当時の親会社がウォルマートに、
ホワイト・スタッグの商標を売ったことによって、
現在はウォルマートのオリジナル・レディース・ブランドとして、
それも、シューズやアクセサリーが主流のブランドとして、
アメリカでは、その名を知られております。
(とか言いつつ、今回詳しく調べるまで、
ハラダは現在のホワイト・スタッグの状況は全然知らなかったんですが。。。。(苦笑))
余談ちゃあ、余談ですが、
ホワイト・スタッグのスタッグ(Stag)って、
ブランドのマークにもなっている雄ジカのことなんですが、
別の意味では「男だけの集まり」とか、「女性を同伴しない男性」とか、
そんな「男塾」的な単語なんで、なんか、違和感ありますけどね~う~ん。
まぁ、とりあえず、
そのホワイトスタッグの歴史をね、
また、頑張って調べたんで、
よかったら、読んでってくださいませ。
(HPにもアップしましたが、また、カバンの写真も一緒にアップしときます~♪)
前回も書きましたが、
ホワイトスタッグの親会社は、
オレゴン州のポートランドを本拠地とする
ハーシュ・ウェイ社という、
アウトドア衣料の会社です。
↓ これがハーシュ・ウェイ社のタグです。
今から、約100年前の、
1907年、
マックス・S・ハーシュと、
レオポルド・B・ハーシュの兄弟は、
オレゴン州にあった深海船のための帆のメーカーである、
ウィラメット・テント&オーニング社を、
当時のオーナーである、E.ヘンリーWemmeから、買い上げ、
ハーシュ・ウェイ社を設立しました。
(ちなみに、E.ヘンリーはこの会社の初代社長秘書になったといいます。)
ハーシュ・ウェイ社は、
多くの労働者、主に、
森林の伐採に携わる労働者、または製粉工、牧場で働く牧夫たちの仕事着である、
ワークウエアを製造販売し、
信用とシェアを確実に伸ばしていきました。
会社設立から22年後の1929年には、
マックス・S・ハーシュの息子である、
ハロルドS.ハーシュが、
ダートマス・カレッジを卒業し21歳でポートランドへ戻ってきました。
ハロルドは、
大学でスキーチームの代表メンバーに入っていました。
その経緯から、
1931年には、
ハーシュ・ウェイ社の支流ブランドとして、
スキー・ウエア・ブランドのホワイト・スタッグが生まれたといいます。
当時の1930年代のアメリカ、
とくにオレゴン州では、
幼い時から、スキーを愉しむ事がポピュラーになっていて、
ホワイト・スタッグ・ブランドははスキーウェアの分野で大きくしかも、
非常に早いスピードで成長していきました。
また、ブランドの成長とともに、
スキーウェアだけでなく、
他のスポーツ衣料へも製造ラインを拡大していきました。
1956年には、
アメリカのアパレル大手である、
1874年創業の、
Warnaco(ウォナコ)グループの傘下に入り、
スポーツウェア・ラインの人気を反映して、
大元のハーシュ・ウェイが、
ホワイト・スタッグにその名前を変更しました。
1959年のクリスマス・シーズンの看板には、
ホワイトスタッグの雄ジカの鼻に赤い電球が灯されて、
赤鼻のトナカイが広告塔になり、
この年以来、毎年クリスマス・シーズンには、
その看板が使われるようになりました。
ホワイト・スタッグの雄ジカのマークは長年、
オレゴン州・ポートランドの印でもあったそうなのですが、
近年はマーク自体が変更されて、デザインが変わったらしいです。
その後、
全然、関係ないですが、ビートルズが初来日した
1966年には、ワーナーブラザーズによって、
ホワイト・スタッグがウォナコグループから購入されたり、
その間に、ブランドの生まれたポートランドから、
ブランドの運営場所が移動したりと、
紆余曲折を経て、
1986年には、
またまた、Warnaco(ウォナコ)グループの
元代表取締役リンダJ.Wachnerによる、
合理化へ向けた会社の政策によって、
再び、Warnaco(ウォナコ)グループに買収され、
新しくブランドの再編成が行われました。
しかし、その後の2003年には、
冒頭にも書いた様に、折角戻った、古巣の、
Warnaco(ウォナコ)グループから、
Wal-Mart(ウォルマート)に、
またまた、買収されてしまったという。。。
なんとも、あっちへこっちへ、たらい回しって感じですが。。。
ブランドの作る製品の内容は、設立当初から比べたら、
大きく変化しましたが、
それでも、大きな会社に吸収、消失されること無く、
ネームが残っているということが凄いんじゃないか?と。
古着の世界では、
目立ちすぎず、かと言って地味過ぎず、
玄人好みな、「いい感じ」のブランドだと、
ハラダは勝手に思っているので、
現存している事自体が嬉しいですね。
ちなみに、
ハーフジップのプルオーバータイプの、
ナイロンパーカーなんかを古着屋で見ていて、
あ~なんかゆるい感じでいいなぁ~と、
手にとって見ると、ホワイト・スタッグだったりして、
あのトレードマークの雄ジカがジップヘッドについていたりすると、
尚、嬉しく思うのは、ハラダだけでしょうか?(笑)
今回、バイヤーの堀江氏が発見して来てくれたのは、
多分、30年代か、40年代製のフィッシング・バッグですが、
よく見かけるものより、サイズが小さめで軽量なのが、
使いやすそうで良いな~というポイントです。
(山女、岩魚、うぐい、あたりの川魚をフライで釣る方とか、いいんじゃないでしょうか?)
内側もビニールで縫製されているので、
手入れも楽ですしね、
あ!もちろん、釣り以外の場面での使用もおススメですよ。
午後から冷たい雨が降ってきたせいで、
お客さんの足は遠のいた様ですが、
お陰様で、今日のブログは進みました~~♪
では~~~皆様、またです。
以下は、プライベートです~♪
えっとまずは、
恒例?の、ハラダの毎日のスタイルですね。
この日は珍しく、モノトーンな日。
またまたやってしまった。全身ブランドな日(苦笑)
ジャンスカがジルスチュアートで、シルクブラウスがアディッション・アデライデで買った、
えらく高いブランドだったと思います。シャネルをパロッたニットジャケットは、
カシミアというブランドのモノ。タイツはお隣のフラボアですよん。妖精柄なのです。
この日、地毛なのに3人にウィッグと間違われまひた(苦笑)
イツ頃からでしょう?街でスカジャンを着ている男性を見かけなくなったのは。。。
って思ったので、HPにもスカジャン上げたし、自分も久々に着てみました。
なんか、自虐になってしまうけど、フッカーみたいになってしまたかも。。。(苦笑)
スカートはフランス製の古着。古着のタンクトップに、靴は80sのVISIONです。
懐かしい~です。ストールは下北のリサイクル店、
NEW YORK JOEでゲットしましたが、
多分、後輩のランプ原宿のAちゃんが売ったものだと思います(笑)
今日は部屋着ってのがテーマです。
あと、柄オン柄オン柄で、いっぱい重ねるという、
コーディネートがしたかったのとでこんな感じになりました。
足元から、ビーンブーツ、古着のドロワーズ、サーマルトップス、カーディガンは古着。
マフラーと、ショーツはセレクトショップで、中に着た薄手のカーディガンが、
クレメンツ・リベイロ。腰に巻いたキルトも、後輩のAちゃんのお下がりだと思います。
下北のディスクユニオンで一昨日、買った1枚。
クレア・ハミルのオクトーバー。¥2800ですよ。安かったのです。
実は、4.5日傍観していたのですが、
売れないから買いました。多分、下北だとこれをほしい人は、
みんな既に持っているんだだろうなと。
あと、完全にジャケ買いしたこれ↑
ハラダは詳しそうで音楽にはとんと疎いです。
しかし、個人的にはめっちゃ当たりだった~~~~!!♪なハッピィな一枚。
秋冬は読書が進みます。
ザクザク読んでっている宇江佐真理氏の時代小説。
読後感が結構、爽やかな気分にさせてくれるので、
気持ちよくスイスイ読んでおります。ここ2週間くらいでこれで6冊目かなぁ?と。
あ、あと、最近、めっちゃハマッテイル、週刊モーニングに連載中のこれ↑面白いです。
ハラダは、活字も好きですが、
日本が世界に誇る芸術のひとつ=「漫画」も大好きです。
他、好きな漫画はめちゃくちゃ多いのですが、
ドカベンと、天然コケッコーと、ギャラリーフェイクとか好きですね~。
ホワイト・スタッグの様に、紆余曲折を経て、
今は、うちの実家にいる黒猫です。そう、あの迷い猫だった黒猫です。
なんだかんだ言って、
車の多い都会で、室内飼いされるよりも、
外を自由に走り回ってる姿は、幸せそうですよ~。
何だかんだ言って、
この猫、すんごい強運の持ち主だよね~ということで、
ハラダのおかんは、
この黒猫に「ラッキー」という、犬の様だな(苦笑)な、
名前をつけております。
お隣の家の畑やら、
実家の目の前の公園で遊ぶラッキー君。
只今、推定人間年齢14歳くらい。生まれて多分10ヶ月くらい。
体重4キロ。好物は鯵の焼いたのと、かにです。かに!!贅沢!!(苦笑)
これからは、
ごまと、むぎと、一緒に、たまに、ラッキーの近況もアップしますね~♪
それでは、皆様、また~~☆
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