HOME  >  BLOG

Shop / Brand Blog

ハラダユウコArchive&Style Shop Press1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。www.archiveandstyle.com

That Way About Things

ハラダユウコ
Archive&Style Shop Press

1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。
www.archiveandstyle.com

Blog Menu

G.C.Murphy Company

2011.02.19


皆様ご無沙汰です。
今回は久しぶりにいろいろ調べたので、
長いBlogを書きます。
お暇な時間によかったらお付き合いください。


以前にキッズ物をご紹介すると予告していましたが、
今日、ご紹介するのは、
Deadstockのキッズ用パジャマです。
以下、細部の写真と供に、
製造元のG.C.Murphy(マーフィー) Company の、
歴史について書きたいと思います。

DSCF1742.JPG

G.C.Murphy(マーフィー) Company は、
1900年代初期から約80年もの間、
大型日用雑貨店として、雑貨、キャンディー、玩具、衣服、ツールおよびペットなど、
あらゆる物を扱い、
4世代にも渡って買い物客に親しまれた、
アメリカの代表的なディスカウントの大型チェーン店です。

DSCF1747.JPG

創業者のG.C. Murphy(ジョージ・クリントン・マーフィ)は、
1879年にペンシルバニアのマッキーズポートに生まれ、
1896年、彼が17歳の時に、
老舗大型チェーン店である、
Mc Crory's(マックローリー) Storeのマネージャーとして、
働き始めました。
その後1906
27歳にしてに初めて自身の名を冠した、
G.C.Murphy Storeを故郷の町にオープンしました。

DSCF1748.JPG


しかし、創業から僅か年後の1911年、
G.C.Murphy Storeが、
12店舗まで拡大した年に、
32歳という若さでこの世を去ります。


彼の死後、G.C.Murphy Storeを買い取り、
ディスカウントチェーン店としては、
まだ駆け出しだったG.C.Murphy Storeチェーンを拡大していったのは、
ジョンS.マックと、ウォルターC.ショー
の、ふたりでした。
彼らはマーフィが、10年間ストアマネージャーとして働いた、
Mc Crory's(マックローリー) Storeの経営陣でした.

DSCF1749.JPG

ジョンS.マックと、ウォルターC.ショーを含む
経営陣が、Mc Crory's(マックローリー) Storeを、
ペンシルバニアで創業したのは、1882年、
(G.C.マーフィーがまだ3歳の子どもだった頃です。)


その3年前1879年に、
ニューヨークで、フランク・W.ウールワースが創業した
BIG 5 CENT Store」という、
大型ディスカウント・チェーンショップの成功に触発を受けてでした。


DSCF1750.JPG


彼らが影響を受けた、「BIG 5 CENT Store」は、
当時としては画期的だった、
消費者が購入をする前に商品を試せるテスターを、
すべての商品に用意した商法や、
また、店の名前が意味するように、
全ての商品が5セント玉一枚で購入できる品揃えで、
安価日用雑貨店の先駆け的存在でした。


ウールワースは、ニューヨークのウティカで創業しましたが、
彼の扱う様な安い雑貨品はウティカよりも、ペンシルバニアの様な密集した都心と、
地方の田舎町のその混合した州で、
アンマン教徒の農民や、ビジネスマン、工場員、鉄道員など、
中級層の多い土地で展開した方が必要とされると気付き、

経営地域を早々と替え、
1881年の時点で、すでにウティカの店は閉じ、
中央ペンシルバニアからニューヨーク州に掛けての地域で数店舗を展開していました。
また、当初の「5セント」の商品だけでは、
商品バランスが悪くなることが解り、
ウールワースは「10セント」の商品も展開しました。
10セント」=「1ダイム」なので、
これが有名な「ダイムストア」の始まりだったわけです。

DSCF1752.JPG

ジョンG.マクローリーを先頭に、
ジョンS.マックと、ウォルターC.ショーたちは、
このウールワースダイムストアの成功を見て、
他の経営陣と供に、
1882年に、
ペンシルバニア州のピッツバーグ南にある炭鉱がさかんな町で、
Mc Crory's(マックローリー) Store
の操業を開始しました。
DSCF1756.JPG

この経営陣のうちの二人である、
ジョンS.マックと、ウォルターC.ショーが、
Mc Crory's(マックローリー) Store創業から30年近く経った1911年に、
充分に確立されたMc Crory's(マックローリー) Store社を去り、
未熟だったG.C.Murphy Storeを買取り、
革新的に展開していったのです。


まず彼らは、
ペンシルバニア州だけでなく、
ウェストバージニ州インディア州にもチェーンを展開しました。

DSCF1759.JPG


また、アパラチア=(ニューヨーク州からミシシッピ州まで伸びるアメリカ合衆国東部の地域(アパラチア山脈周辺地域の田舎と都会と産業化された地域))の小さな鉱山都市では、マーフィーの安価で良質な商品は、
そこで働く居住者たちを石炭会社が独占運営する店の暴威から解放し、
また、
デラウェアからフロリダまで続く、
浜辺のリゾートタウンでは、マーフィーの店に訪れた観光客が、
記念品として安価な化粧品や文房具を好んで購入しました。

DSCF1770.JPG

この他にも、
時代はまだ、
ファストフードチェーンが大きく展開される前だったので、
G.C.Murphy Storeでは、店内に、
昼食用のカウンターを設け、
都心部に住む一人暮らしの者たちや、
昼食を手早く済ませ工場に戻らなければいけない労働者達に、、
安くてかつボリュームもあり、しかも早く食べられる、
ファストフードを提供できるようにしました。
こうして、多くの中流階級のアメリカ人が、
G.C.Murphy Storeで買い物をするようになり、
G.C.Murphy Storeは、
東部から中西部のアメリカ合衆国中至る所に店舗を増やしていきました。

DSCF1757.JPG

1930年代の世界大恐慌の折も、
G.C.Murphy Storeの安価な商法は、
現金の逼迫が続く人々の節約理念によって受け入れられ、
多くの会社が倒産を余儀なくされた世界恐慌にもかかわらず成功しました。
1929年から、1934年までの
売上高は1570万ドルから2800万ドルまで増加したといいます。
この後1940年代は戦争により、会社の拡大は一時期止りますが、
戦争が終わるとすぐに会社は力を取り戻し、
1950年代までに、11州181店舗まで拡大しました。

DSCF1758.JPG
その後、1955年には、
112店舗のビッグチェーン「モーガン&リンゼー」の買収に成功し、続いて、
テキサスのテリー・ファリス・ストアを購入したことから、
日用雑貨店業から、百貨店業へ移行していきました。


その後も、
ショッピングモールへの開店や、TVコマーシャルなどで、
着実にチェーンを拡大し、1970年代には、
店名をG.C.Murphy Storeから、
Murpfy's Martへと改名し、
1976年のアメリカ200年祭と会社の70周年には、
529店舗にまで成長しました。


DSCF1770.JPG

これらの店の多くが広い店内に広い通路を設け、
日用雑貨以外の、
メンズ・レディースの衣類を充実させ、
無料の駐車場のほか、
さらに園芸用品センターあるいは
自動車修理のような追加サービスもあり、
ショッピング・モールの中に開店するか、
食品なども扱うスーパーマーケットと隣り合う場所で展開されました。

この頃、1970年代から1985年に掛けて、
Murpfy's Martは、
自社とよく似た経営展開をする老舗の「K-Mart」と、
一部地域で共同運営し組織的な拡大を試みましたが、
思ったほどの成果を得られず、

DSCF1771.JPG


その後、
1985年にコネチカット州の
Ames(エームズ) Department Store
1億9800万ドルで買収され、
現存のMurpfy's Martは、そのほとんどが、
Ames Storeへと店名を変えましたが、
1988年にAmes
更に8億ドルでZayreデパートを買収した為、
財源確保の為に、その1年後の1989年には、
Ames(エームズ) Department Storeから、
なんと、Mc Crory's(マックローリー) Storeに売却され、
200店Murpfy's Martが残りました。

DSCF1766.JPG


Murpfy's Martで働いた多くの人々は、
更なる復活を望みましたが、
しかし、
その後、1990年代には、
Mc Crory's(マックローリー) Storeも、
いくつかの複雑な株の取引で負債を抱え、
2001年に破産を申し立てて、
操業縮小をし、その後短い時期を経て全ての操業を停止しました。

DSCF1769.JPG


操業停止後、多くのマーフィーの退職者は、
「SMERF」というG.C.マーフィーの、
退職者を助けるボランティア組織の助力によって、
他の小売りチェーン会社への再就職をしました。
また、自身でビジネスを新しく始める者もいました。
その他にも、
会社幹部および退職者は、
G.C.マーフィー社財団によって、
ローカルのチャリティーを支援するという、
G.C.マーフィーの伝統を維持しているそうです。

DSCF1773.JPG

今回は長い会社の歴史をご紹介しましたが、
写真のキッズのパジャマは、
推定1960年代に製造された物じゃないかと思います。
気になる方は、
明日の2月20日(日)は休館日の為、
アーカイブ&スタイルは営業していませんので、
来週月曜日以降にお問い合わせくださいませ☆


また、
お店には、
DSCF1775.JPG

こんなアンダーウェアのデッドも入荷してきています~☆


では、皆様またです~~~☆


明日の日曜日は営業していないので(ビル全体休んでいますので~!!)
くれぐれもお気をつけください~!!!

来週月曜日から平常営業しておいます!!!

以下、毎度のハラダの服装等々ですよん♪
80s着たり、ヴィクトリアン着たり、いろいろ頭に乗っけてたり(笑)いろいろです。
よく何考えて服を着てるか?とか、
どうやってCDを決めてるか?って聞かれるんですけどね、
ひとつ言えるのは、「本気で愉しんで着る」って感じでいたいなぁ~と。
だから、自分の感情とか愉しみ方は毎日変わるので、
「ぼんやりしたい~」とか、「はっちゃけたい~」とかで、
服が(髪もネイルも化粧も!!)コロコロ変わるのです。
まぁ疲れている時でも服で自分上げてく↑↑↑材料みたいなモンですね~。

DSCF1483.JPG


DSCF1487.JPG


DSCF1522.JPG

DSCF1523.JPG


DSCF1579.JPG
最近、デジカメにつけてるお気に入りきゃべつちゃん♪です♪
群馬県の嬬恋村のマスコットなのです!!常連さんにもらったのです!!わぁ~い!!
S原さんありがとう~~~~です~~~♪

DSCF1583.JPG

DSCF1585.JPG

DSCF1625.JPG

DSCF1633.JPG

DSCF1683.JPG

DSCF1684.JPG

DSCF1793.JPG


DSCF1797.JPG

そして久しぶりにある程度アップで自分を撮ってみる。
(もち露出は高め(笑))
DSCF1690.JPG
写真は真実を写すって言うけど、確かに。。。。ってのを、
たまに自分に突きつけないとね!!と思うアラフォーなこの頃。
今年はこの首のしわを何とかしたい!!!!(苦笑)

あと、
DSCF1697.JPG
やはり。。。ほうれい線。。。。こゆい。。。。
肌、引き上がんないかなぁ~~~???やはり美顔ローラーですか?いいのですか???


あ、ひとつおしらせで=====す!!!
うちのバイヤー堀江氏の古くからの仕事仲間である、
平川敬介氏が、中目黒にお店をOPENしました!!!!
その名も「LOJA Back Alley
サッカー&古着が大好きなそこの方!!♪
是非、14時から23時まで営業しているそうなので行ってみてください~♪
DSCF1777.JPG

それでは皆様また~~~~♪
今回のBlog、力使ったわぁ~~~なハラダなんで、
次回はあんま、内容濃くないと思いますぅご勘弁を。。。。(苦笑)んふぅ~。。。。


DSCF1780.JPG

※コメントは承認されるまで公開されません。