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ハラダユウコArchive&Style Shop Press1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。www.archiveandstyle.com

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ハラダユウコ
Archive&Style Shop Press

1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。
www.archiveandstyle.com

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初アメリカ 

2011.06.15

「初めてなんですけど来週からアメリカに行くんです!!」
常連のお客さんとの会話の中で飛び出してきた言葉。

そういえば自分にもそんな時があったよなー。
もう20年以上も前の話で、まだ全然古着の知識もあまり無かった頃。
(今でもそんなたいした知識は無いですが。。。。)

「古着好きならさあ、アメリカに遊びに来れば?」と言ってくれた先輩。
当時勤めていた会社の上司の高校の同級生だった人で、知り合った頃既にアメリカに住んでいてフリーでバイヤーをしていました。
(当時はまだそういった人は少なかったと思います。)

その先輩を頼っての初メインランド, Los Angeles。

DSCF6074.jpg

(右が当時のパスポート。今とは全然違いますね。)

遊びに行ったといっても、その先輩のアシスタントみたいになって毎日終始古着探し。
車も助手席に乗って喋ってばかりいたので、道すらろくに覚えなかったですね。

そんな日々が続く中「明日は少し遠出してみるか?」となり、
翌日郊外のとある街に。

その街のダウンタウンを散策していると一軒のウエスタンショップを発見。
「普段あんまり行かないけど、ちょっと覗いて見るか?」となり、
壁一面のジーパンが積んである棚を二手に分かれて物色開始。

開始後まもなく、見つけました。

DSCF6066.jpg

DSCF6065.jpg


「有りました!!!!」
(正確にはなんと言ったか覚えていないぐらいの衝撃で打ちのめされてました。)
そこからもちろんの事全部の棚を見ましたが、出て来たのはこれ1本。。。。。


「オマエ、それ買っていいよ。」とさらりと言われ、
「イインデスカ?」と言いつつも、レジにてお会計。
思い返せばまだ70505のコーディロイジャケットが全色並んでいて、
1着だけ一緒に買いましたね。

その年から数年は有給とお金を貯めて、先輩の所へ遊びに行ってました。
古着のピックの仕方やそれ以外のことも色々教えてもらいました。
(かなり怒られもしましたね。)
今はこうして古着を探せているのもその方おかげです。


まあ、よく云うビギナーズラックなのだと思いますが、
あの時の衝撃が忘れられず、今も半ばトレジャーハンティングに近い事を続けています。
古着の仕事をするようになってからも運良くデットスットクに巡り合う機会もありますが、
巡り合わせが悪いのか見つけたジーパンぐらいの物には殆ど出会う事もありません。


注(個人的には決してデット好きではありません。)

年月の経過と移り変わりで、最初に感じたアメリカも古着の事情も
だいぶ変わってしまった事が多いですが、
このジーンズを見るとあの頃感じた事を思い出します。


初渡米したお客さんもそろそろ帰ってくるはず。
後日お店に来てくれたらどうだったか、色々聞いてみようと。。。。。

そう言えば思い出しました。
少し前にご紹介したこちら

             ↓

             ↓

DSCF4350.JPG

簡単にしかご紹介していなかったですが、
個人的にはこれも今後2度とは巡り合えないだろうと思った逸品。
現物は無事旅立ちましたが、
後日HPで詳しいディテール等を紹介したいと思っていますので、
実物を見ていない、もしくはご興味ある方はご覧になってください。


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