That Way About Things
ハラダユウコ
Archive&Style Shop Press
1971年2月東京生まれ。アメリカ、ヨーロッパを中心に幅広いジャンルと年代からバイイングされたUSEDやデッドストックを扱う古着屋「アーカイブ&スタイル」のショッププレスとして、古物をこよなく愛する日々を送っています。
www.archiveandstyle.com
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Harris Tweed 生誕100年を記念して
2011.12.18
皆様こんにちは。
ハラダです。
今日はいつもとちょっと趣向が違いまして、
今年、ハリスツィードが生誕100周年という事で、
色々なアパレルさんがコラボ商品など展開しておりますが、
うちのオーナー兼ディレクターである坂田真彦氏主導の元、
アーカイブ&スタイルでも、
ハリスツィード生誕100周年記念アイテム的なベストを、
非常に少数ですが作製してみました♪
ちょっとハリスツィードについてご説明致します。
"ツイード界の王様"とも呼ばれる「ハリスツイード」は、
スコットランド北西部・アウター・ヘブリデス諸島在住の
約120人の手織り職人により1点1点仕立てられている最上級のツイード素材です。
タグのシリアルナンバーを調べれば、
手がけた職人が誰だか分かるほどの徹底管理を行うなど、
高い品質で知られております。
こちらが、アーカイブ&スタイル特製
ヴィンテージハリスツィードのみを使用した、
1点物のテーラードベストです。
釦もヴィンテージの釦だけを使用し凝っています。
20~30s製のアールデコ釦や
、純銀製の星座を博した釦、
また貝細工釦など、
また背面の生地には、
1960年代のアメリカ製デッドストックのコットン生地を使用しており、
更にボタン部分の裏あてのストライプの生地には、
英国の Huddersfield 「ハダーズフィールド」にて、
仕入れてきた生地を使用しております。
ハダーズフィールドは、
皆様あまり、ご存じないかもしれませんが、
ロンドン中心部のメイフェアにあるオーダーメイドの名門紳士服店がたくさん並ぶ
サヴィル・ロウ(Savile Row)
ならば、ご存じの方も多いですよね?
その名門紳士服店で使用される高級生地を多く生産していることで、
有名な都市がハダーズフィールドなのです。
背タグには使用したヴィンテージハリスツィードのタグを、
そのまま使用しました。
こちらのタイプともう一点、
釦をレザー製のヴィンテージ・バスケット釦で統一したデザインのベストも作製しました。
こちらの釦もヴィンテージのウェアから1点1点丁寧に取り外し、
使用しております。
また、背タグもヴィンテージハリスツィードのタグを使用している点は同じですが、
年代等にそれぞれのマテリアルの違いが出ています。
近日中に価格等も決める予定ですので、
気になる方はスタッフに直接、お問い合わせくださいませ。
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