Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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I'm about do it again!
2010.03.09
いまやCDを買いに行く事すら珍しくなった感がある今日この頃。
行ったとしても、もはやDVDやブルーレイ・ショップ的な要素の方が強いという人も多いはず。
iTunes Storeでのダウンロードは当たり前で、TVのカウントダウンものでは新曲の携帯ダウンロード数が画面を踊る...
CDがこの世の中に出てきたときには僕はまだ小学生で、「ベートーベンの第9が一枚に入るんだぜ」なんて、ちゃんと聞いた事もない音楽の事を友達と校庭で話したのを鮮明に覚えています。
アナログ全盛の当時、CDの収録可能時間を75分とし、その理由がベートーベンの第9を始め大抵のクラッシク楽曲がその時間があれば裏表を反さずに1枚で収まる(レコードだと裏表もしくは2枚組とかにしないと収まらなかったものがあった)からという理由であのサイズ(直径12センチ)に収まった事を覚えている人も少ないのではないでしょうか。
でもそんなデジタル全盛の今なおレコード人気は衰えず、DJはもちろん、ハイエンド・オーディオの世界ではその温かみや厚さや深みといった「0と1」の数字では計り知れない「こだわり」に対して数百万円もするターンテーブルが毎年発表され続けているのもまた事実。
映画の世界も光速のごとく進化するCG技術を駆使し、もはやアニメーション映画は3Dは当たり前なんていうご時世。
そんな中、この映画はまさに時代を逆行するかのような作品でした。
That's CLASSIC!
始まった途端にスクリーンから伝わってくる、ディズニーにとってなんと11年ぶりの手書きの長編2Dアニメーションによる誰もが感じるであろう温かみ。
下手したらピンボケ?なんて思ってしまうほど柔らかい(笑)!
ストーリーも誰もが安心して観ることができ、ミュージカル・スコアも心地良い。これぞ、ディズニー!
ファンならならずとも、誰もが待ち望んでいた作品ではないでしょうか...
★★★★★
残念ながらアカデミー賞の長編アニメーションを獲ることはできませんでしたが、個人的には間違いなくこちら。
とにかく話がややこしくなくていいし、観る前からタイトルを見ればどんなお話しかもわかってしまう(笑)。でも、決して期待を裏切らないし、それ以上の感動を与えてくれる。
世界的な興行収入も一見劣っているように思いがちですが、日本なら300円の3D料金分が上乗せされないんだから当然の事。
ここでも「0と1」の数字に翻弄されているのは大人だけなようです...
次回の2Dは2011年、「くまのプーさん」でお会いしましょう!
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