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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Deja vu...

2010.04.09

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六本木にある鳥居坂を麻布十番方面から上がりきって直ぐ左手にある、「国際文化会館」。

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いつも通るたびに「一体ここは何なんだろう?」なんて思って素通りしていたのですが、この日知人にランチに誘われて何の気なしに訪れたのが、まさにここ。

細かい事はHPを見てもらうとして、この「国際文化会館」は宿泊施設や会議室に図書館などを兼ね備えた国際交流を目的とした会館で、利用するには原則として会員になる必要があるようですが、館内にあるレストランとティーラウンジ等はビジターでの一般利用ができるとの事。

この日は温かくまだ庭園に桜も残っていたので、2時過ぎのちょっと遅めのランチには迷わずテラスをチョイス。

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メニューもさることながらここの雰囲気やお客さん、そして給仕をする側の質が実に心地良い。

ちょうど僕らの食事が終わる頃に、年の頃で言うと小学6年生くらいのお孫さんを連れた初老の男性が隣に座り、持っていた紙袋からおもむろにPENTAXの645を取り出してご自分で撮影するのかと思いきや、ひと言「ここでピントを合わせて、ここを押せば撮れるから」ってそのカメラをお孫さんに渡すんですよね。

すかさずお孫さんは「ピントは自分で合わせるの?」って聞いたら「ピントくらい自分で合わせなきゃつまらないじゃないか」って。

素敵なおじいちゃんだなぁ...って思っていたら、素直に1枚だけ庭園を撮って席に戻ってきた孫に「大事にするんだよ」って...えぇっ〜あげちゃうのぉぉぉ...みたいな(笑)。

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そんな素敵な時間を過ごした後は、次の時間まで余裕があったの階下の庭園へ。最初に入ったときから建物の感じが心地良くておもむろに写真を撮っていたのですが、帰り際にパンフレットを貰ってみて納得!

なんとこの建物は、1955年(昭和30年)に日本建築界の巨匠、前川國男、坂倉準三、吉村順三の三氏の共同設計によるものとの事。

その後1976年(昭和51年)にも旧館の改修と新館の増築されたもので、日本建築学会賞を受賞した本館は、2006年3月には「登録有形文化財」に登録された代物。

いやぁ...無知っていうのは本当に恐ろしいものですね。
猛省しきりです。

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でもやっぱり御縁ってあるんですね。

実はこの建物を建築した1人である吉村順三さんは僕の母方の大叔父と親交が厚く、ご本人が設計された目白にある吉村順三建築事務所も、今年96歳になる大叔母の家の敷地内にあって、この2軒はひとつ屋根の下にあるんです。だから当然の事ながら大叔母の家も吉村順三作。

そんな事とはつゆ知らず、昔から訪れるたびに「いい家だなぁ」なんて暢気に思ってましたが、そりゃいいに決まってますよね(笑)。

あ、ちなみに僕がお世話になっていた四谷にある小児医院はフランク・ロイド・ライト設計によるものでしたので、そう考えてみるとなんだか建築関係の方には御縁があるようです。←これあんまり信じてもらえないんですけれど、本当の話です(笑)。

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