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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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What a shame!

2010.04.10

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適材適所と言う言葉を辞書で引くと、「人の能力・特性などを正しく評価して、ふさわしい地位・仕事につけること。」とありますが、まぁ感単に言えば「向き不向き」みたいなもの。

例えばかなり極端ですが、えなりくんが西部警察に出演して渡哲也さん扮する団長から「坊主」なんてニックネームで呼ばれて、石原軍団と共に最先端のパトカーで疾走しながら凶悪犯人を叩きのめす姿、想像できませんよね?

別に彼が格好良くないって言ってるのではなく、やっぱり「幸楽」にいてこその「えなりかずき」だと思うわけです。

この映画に出てくる人も全く同じ。
今やアバターにその座を奪われ、世界興業収入歴代2位に落ちてしまったとは言え、あの大作への出演はもはや彼のトラウマになってしまった事は周知の事実。そして、それ以降の新しいタイプの役柄へのチャレンジは涙ぐましくも感じます。

第2のマイケル・J・フォックスっていう生き方だってあると思うんですが...
個人的には前作の方がまだ許容かなと。


映画の冒頭に「結末を言うな」という旨の、実に低俗な注意を促されたので内容については一切触れませんが、結末や内容云々よりも、日本の愚かな配給会社が付け足したと思われる世にも珍しいこの「前説映像」には、ご丁寧にも「正しい物事の見方」までも指南される始末。

ハッキリ言います。
あのお陰で始まって5分で内容が全てわかってしまいました。

あ、そうか!思ったより良くないと思ったから、あんな変な「視覚の錯覚」に関する映像をわざわざ見せて観客を撹乱させようとしたんだ! それなら納得です。

レッドクリフの前説は三国志の概要を全ての観客に理解させる上でとても意味があったけれど、これは最悪。断言します。

☆☆☆☆☆

しつこいようですが、本編が始まる直前の日本語による前説映像が始まったら、目を閉じて耳を塞ぐ事をオススメします。

面白さ半減以下というか、限りなくゼロに近づくこと間違いなしです。

あと最後にもうひとつというか、どちらかというとこちらがメイン。

何のつもりであんなものを付け足したのかはともかく、この映画をPG-12で押し通した配給会社と映倫の担当者に伺いたい。

現在の日本国内の法律では「男性器が露出している映像」を公の場で上映することは合法なのでしょうか?

確かに徐々に緩くなっているのは理解しますし、別に目くじらを立てて言うほどの事でもないのかもしれません。メディアが増えてソフトも増えればチェック体制が疎かになるのも否めないことでしょう。

実際現在購入できる、あの名作のDVDだって、オCンCン丸出しなんて良くある事。でもやっぱり慣例と法律は異なるものだと僕は思いますが如何なものでしょう?

守るなら遵守する。その気がないのなら断固戦うなり消しまくればいい。
簡単な事だと思うのですが、そうする事によってレートが厳しくなってしまい、せっかくのレオ様映画の興行成績に関わるなんていう「大人の事情」でもあるのかしらん?なんて勘ぐってみたりして。

ただ、この世の中にはサンタクロースが本当にいると言うことを信じている12歳以下の子供たちがまだいると言うこと知っておいて損はないと思います。

その子たちが実際に観る見ないという問題ではない。
だってそうでなければレーティングなんて、形骸的な何の意味もないものになってしまいませんか?

なんて...レオ様映画というある意味普遍的な作品だから敢えて言ってみましたが、逆にこのブログ読んで、そのシーンを探しに行く輩だ出てきそうだな(汗)。

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