Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Diciasettenne...
2010.04.21
僕が初めてミラノに渡ったのがちょうど17歳の時。
アパートに入居して人生初の独り暮らしなるものがスタートした翌日、壊れていたタッパレッラ(泥棒が多いので殆どの民家に窓の所についているシャッターの事)の状況を見るために大家さんと管理人さんが訪ねてきて「日曜日に修理に来るから」と言われ、「へぇ、イタリア人も日曜に働くんだ」なんて感心していたら翌日に修理人が現れ、そこではじめて「Domenica(日曜)」ではなく「Domani(明日)」って言った事に気付いたなんていう感じ。
これが僕の17歳(笑)。
よくまぁそんなので単身渡ったなぁ...なんて今だから思いますが、1980年代の自分ですらそうであったのですから、この映画の舞台となった1960年代の17歳にとっては原題通り、まさに日々が「教育」だっただろうと、ある意味共感を覚えます。
そして、今思えばそれが「岐路」だったんだなと...
「17歳の肖像」
前半のセリフの言い回しがとても良い作品。
理由はひとえに相手役のピーター・サースガードの役柄ゆえの事なので、観てのお楽しみ。
でも実は彼がずっとユワン・マグレガーだと思っていたのは僕だけではないと思うのですが、オフィシャルサイトで過去の作品を調べても、ほとんど観ているのに全く印象に残らず(笑)。
この作品でも普通にメインロールなのに、徐々にその気配すら消えていってしまうという、ある意味脇に徹した御方。
多くは写っていないんだけれども、小道具や大道具のセンスの良さが60年代の古き良きロンドンの雰囲気に想いを馳せるには充分の映画かもしれません。
★★★★★
どちらかというとハッピーエンド推奨派の僕ですが、個人的には違った結末でもアリかなと...
そう言えば昔映画の結末を観客が選べる作品ってありましたよね?
肝心の所で、2つの結末から選んでその先を見る的な。
ああいう試み、また誰かやってくれれば面白いのに(笑)。
もちろんそういうもどかしさを含めてこそ1つの作品なのでしょうけれど、3DやCGっていう技術的側面じゃないアプローチも期待してしまいます。
いずれにしても、人生日々勉強。
最近特に強く感じています。
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