Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Rose is a rose is a rose is a rose, is a rose.
2010.04.02
最近まで良く立ち寄っていた、渋谷にある立ち呑みの串揚げ屋。
去年の年末だったか、カウンターの隣で1人の男性が見慣れぬものを食べながらホッピーと交互にテンポ良く口に運んでいました。それは何かとても平たいものだったのですが、その場で店員さんに尋ねるには他に客もいないし比較的静かな店内だったので、件のお客さんが出た後に尋ねるとその平たい物の正体は「紅生姜」。
さっそく注文してみると、駄菓子感覚というか箸休めには持ってこいな一品ながら、ソースに良く合って何ともいいつまみにもなる。それ以来この「紅生姜」は僕のお気に入りなのですが、実はその隣にいたのは怪優の古田新太さんその人だったわけで...
いま思うとこれの稽古の帰りだったのかなぁ...なんて思ったりもするわけです。
そう、昨日待ちに待った「劇団☆新感線」のお芝居「薔薇とサムライ」を赤坂・ACTシアターまで観に行ってきたのです!
興奮冷めやらぬとはまさにこの事。もう24時間近く経っているというのに、あの衝撃が凄すぎて正直グッタリ気味の1日を過ごしてしまいました...(笑)。
もっとも以前もブログに書いた通り、僕は芝居観賞に関してはズブの素人。
ただそんな僕も世界中で色々なものを見聞しているので、モノの良し悪しは何となくわかるつもりですが、本当に「度肝を抜かれる」とはまさにこの事!
始まる前の心配をよそに、オープニングからのスピード感にビックリしていたのも束の間、「第一幕1時間30分、休憩20分、第二幕1時間30分」なんてアッという間に過ぎてしまいました。
冒頭の古田新太さんはもちろんなんですが、天海祐希さんがとにかく際立つの何の!
何て言うんですかねぇ...
それはまるで海の神ポセイドンが現れると海上が2つに割れて一本の道が現れるようなと言えば良いのか、はたまたアナログ放送で見ているはずなのに、彼女だけがデジタル放送になってしまったと言った方がわかりやすいのか... ←わかりにくいか(笑)。
とにかく美しわけですよ!
正直一度も彼女の宝塚時代の舞台を観なかった事が悔やまれてならないくらい、素晴らしかった。本当に舞台の上が最高に格好いい女優さんだと実感しました。
そして肝心のお話しはもちろん、それを取り巻く俳優陣に音楽、そしてセットの隅々まで、いやぁ...人間って言うのは本当に感動した時には「すごい」、「綺麗」、「素晴らしい」くらいの単純な言葉しか出てこないんですよねって...でも本当にすごいんですってば!
「劇団☆新感線」初体験の僕が言うのも何ですが、これ絶対ベガスとかに持って行ったらウケること間違いないと思うんですよね。ジャンルは違うかもしれないけれど、シルク・ド・ソレイユの「O」を初めて観たときの衝撃と同じでしたから...あれから結局4回観に行ったけれど、毎年行かないと気が済まないですもん。
でもそのくらいエンターテインメントとして完成された、素晴らしい作品だと僕は思いました。
関係者の方々、もしこれを読まれていたら是非とも「薔薇とサムライ」の海外公演を実現させて日本のエンターテインメントの実力を見せつけて頂けないでしょうか!?
絶対にあのセットにタイポグラフィでデザインした字幕を載せたらカッコいいと思うんですよねぇ...
いやいや、そんな事よりもまずは次回のチケットをゲットせねば...ヤフオク、ヤフオク?どうせなら大阪も行っちゃおうかなぁ...(笑)。
でも10回観ても、観たりないほどの感動でした。
eYe君、チケットありがとう!マジ無茶苦茶良い席でした!
抽選で当日券も出ているようなので、興味のある方は是非!
あ、ちなみに今日のタイトルはGertrude Steinの詩、「Sacred Emily」からの有名な一節。「バラはバラであって,バラ以外のなにものでもない」 。
既存の文法をぶち壊して作り上げた故の名文句。ちょうどこのお芝居にピッタリだと思うのですが...
始めまして! 私はACTで3回見て終わりにしなきゃいけないのに、まだ見たくてもんもんとしております。
だからネットで皆さんの感想を拝見しながらこの想いをなだめようとしてるのですが、
余計にもんもんとしてます(笑)
そうなんですよ! 何がって…話せば長くなるし(だから出てくるの迷ったけど)
天海さんを始めて観たのは宝塚の作品で「エールの残照」
ワープしたんです、客席や他の風景が消えて シャムロック伯爵だけがそこに存在してたんです。
だから「一本の道」判ります!!
「風と共に去りぬ」レッドが舞台に出てくるとデジタルなんです!!
そうそう!!と思ったので、出てきてしまいました(^~^ゞ
天海さんが体現する宝塚も素晴らしかった、そして美しかった。
美しいものを観ると幸せになりますよね。宝塚には興味を示せなかった私が目が離せませんでした。
あの日であった風があまりにも爽やかだったから
振り向きざま見上げた天空に小気味良く舞う様を
時を忘れて眺めていました。
そして退団、天海の宝塚が伝説へと塗り込められる様を見守りました。
天海さんはあれが出来るのに、歌と踊りというより高く飛翔する為の翼を置いて、
「自分の足でもっと遠くへ」と歩いてきたんです。
どんな想いだったのでしょうね。
じれったいときもありました、でもゆりちゃんが悔いは無いを歩き続けるのだから「良しとしましょう!」
映像の天海さんも大好きです、素晴らしい作品沢山あります。
…でもあれが出来るんだから(笑) たまにはやって欲しいかな。
もう2度とは見られないだろうと諦めかけていたからほんとに嬉しかった。
それもあんな素晴らしい作品で蘇えってくれたのだから凄いんです…
フラメンコのブラウスはもう少しシンプルが良いな
処刑シーンでシャルルやポニーに送る目線はクールなほうが際立つかな
フラメンコの振り付けは「風」だから「本場」のを取り入れたら
最後五右衛門を追いかけてくるのはジャンヌダルクがよいな
でポニーとエリザベッタもジャンヌなの(^^v
とかあるけど、製作サイドではないしね。
おっと長くなりそう…では