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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Aichi Triennale 3

2010.09.05

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昨日からの続きで「あいちトリエンナーレ2010」の長者町エリアリポート第2弾は壁画(屋外展示)にポイントを置いてみました。

撮影不可や撮っても絵にならない(実体験しないとつまらない)ものと違い、実にこのイベントっぽい括りではないかなと思うわけです。ただこれは名古屋をはじめ地方都市に限った事ではなく、ここ最近は都内でもビルや家屋が取り壊され次々と駐車場になっているために可能になった、ある意味時代を反映した展示方法(狭い範囲でも何点も展示可能)なのではないかとも思います。
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上段左2点:ルシア・コッホ
下段右2点:メルヴェ・ベルクマン「ミーナ、イスタンブール」※
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制作方法は直接描いているものもあれば、デジタルプリントを貼り付けたものまで様々。ただどれも街中が明るくなったり、オシャレになったり、楽しくなるものばかりですが、ひと際異彩を放っていたのが、この作品。
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イタリア人アーティストのダヴィデ・リヴァルダによる「水牛」という作品なのですが、これ、鉛筆で書いているんですよっ!!

大きさもズバ抜けていますが、その緻密さとバランス感覚には脱帽です。
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上からコートでもかけてるんでしょうか?
それとも時間と共に風化し、消えゆくのでしょうか?
だとしたらはかないなぁ...

まぁ、正直一番はかないのはその割りには全然目立たないどころか、下手をしたら見逃してしまうくらいはかないのが、またいい(笑)。

あ、ちなみにこの水牛は納屋橋会場の裏手、ちょうど劇団四季の劇場正面右手のコインパーキング奥の壁に描かれています。
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殺風景な部屋に一枚の絵ハガキを飾ったって雰囲気がガラって変わるんですから、無骨な街中ならなおさらですよね。まぁその分まわりの景色に淘汰されてしまうから気付ける余裕を持っているかいないのかは、結局われわれ次第なんだなぁ...と。

明日は個人的に好きだった作品に、勝手にスポットをあててみたいと思います。

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