Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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His Royal Highness...
2010.09.26
「大岡越前」に「鬼平犯科帳」、「子連れ狼」や「暴れん坊将軍」そして「水戸黄門」と言えば時代劇の名作であり僕にとっての定番。
きっかけは時代劇好きの母親が見ている隣でのチラ見から始まったのですが、まぁお約束というか「正義は必ず勝つ」的な所が子供にも解りやすかったのかもしれません。いつのまにやら好きになり(笑)。
とは言え昨今は時代劇離れが進み、予算の関係からかいつしかフィルムはVTRに取って代わられ、素人の僕が(とは言え基本受け手は素人が大半なのですが)見ても今イチ重厚感に欠けるというか、味がないというか...
かと言って映画館で観ても確かにフィルムなんだけど何か違うんだよなぁ...なんてしっくりこないのが常。何て言うんですかね、あくまでも私見ですがストーリーよりも出てる人の方が目立っちゃってて、あぁあの人が主演でこの人も出てるって事は覚えてるんだけど肝心の話しが思い出せない。
まぁ、商業ベースである以上仕方のないことでしょうがそれもどうなかなと思いきや、今日はこんな嬉しい作品に出会ってきました。
「13人の刺客」
出演者一人ひとりは蒼々たる面子が揃うも、誰ひとりとして目立つ事なく、粛々と物語が進んで行く...あれ?同じような事を「悪人」でも書いた気が(笑)。
ただあの時と違うのは気付くと「あぁ、この人も出ているんだ」って思うほどそこにいる(出ている)事が自然に感じてしまうキャスティングの良さに加えて物語がキチンとしているせいか2時間21分と言う時間すら感じ取れないほど本当にストーリーに引き込まれてしまいました。
★★★★★
それにしても稲垣吾郎は良かった。
超ウルトラ級のハマリ役!SMAPメンバー出演作ではピカ一だし、何より作品を壊すどころか更にさらにと魅力を放って行きます。
そして、松方弘樹。
さすが金さんと言うべきか、誰よりも重みのある殺陣はお見事。
兎にも角にも三池祟史監督恐るべし...という事なのでしょう。
PRの仕方も良いですよね。この人出てますよ、あの人出てますよ、撮ってるときは真剣でしたけど素顔はこんなにおちゃらけた事まで出来ちゃうんですよ...みたいなのが無くて。
スクリーンと客席の間にキチンと距離がある。
そう言う意味では受けた以上プロとしては失格だけれども、あれに限ってはエリカ様の言い分も解らなくはないのかなと...これを書きながら今になって思ってみたり。
しかし最近の日本映画、どうなってるんですかね?
公開のタイミングって事もあるでしょうが、明らかにここ最近公開されている洋画よりも遙かに完成度が高い。
今日は六本木ヒルズにあるTOHOシネマズでは2階にある3スクリーン全てが邦画なのには驚きました(笑)。
この勢い、止まりませんように(祈)!


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