Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Che colore hai?
2010.09.27
世界共通の言語に等しいと言えば、色。
僕の知る限り、点滅色の違いはあれど信号に関しては青は進めで黄色は注意、そして赤は止まれ。信号に限らず様々なサインにおいて青は安全を意味し、黄色は注意を促し、赤は警告を発する。
政治の世界に目を向ければ、リベラル派はグリーンや白で左翼的思想は赤というのが定石で、一方司法の世界ではどの色にも染まらない黒など、言葉や歴史に差はあれど、色に対するイメージは案外同じですよね。
身近な所では呼び名は違えど、日本の場合商業用の電話帳を単に「タウンページ」と呼びますがその色は黄色で、アメリカではイエローページ、イタリアでもPagine Gialle(パジネ・ジャッレ=黄色いページの複数形)と大抵黄色を使って表されています。
ただ独自に根付いたものもあるもので、イタリアにおいてサスペンスとか探偵モノのお話は「Giallo(ジャッロ)=黄色」もしくは「Gialli(ジャッリ)=複数形)」と呼ばれますが、これは推理小説(ペーパーバック)の表紙が黄色で統一されているのため。
なかなか洒落てると思いませんか?
でもここで何で電話帳は「Gialle(ジャッレ)」でこれは「Giallo(ジャッロ)なの?」と思った人は鋭い!
答えは簡単。
ページの単語「Pagina(パジナ=単数刑)」が女性名詞であるのにに対して「本=Libro(リーブロ)」は男性名詞だからなのです。
あ、そうですよ!
あの本屋さんのリブロ(Libro)はイタリア語で本っていう意味です。あんなに本があるのに何故か単数系ですけれど...
そして余談ですが、ファミレスのガスト(Gusto)はイタリア語で「味」とか「味覚」っていう意味で、本来は「グースト」って読みます。日本人はネーミングが上手いですよね(笑)。
「ジャーロ」
きっとエイドリアン・ブロディーが二役をやりたいが故だけに受けたであろうウルトラB級ムービー。
正直あまり作品に恵まれない役者さんだなあ...と思ったら「戦場のピアニスト」以降「ビレッジ」や「ダージリン急行」など結構出てるんですよね(笑)。
でもスミマセン。
これは駄作です...
☆☆☆☆☆
とても2009年作品とは思えないほどショボイ出来で、ディティールの甘さはもはやお笑い級。適当なストーリーもイタリア・アメリカ合作なのに全編英語?なんて気にしてはいけません。
まあきっとコンベンションで安く売りに出ていたか抱き合わせで掴まされた作品を、どうにかDVDで発売して回収するにあたって「2010年公開作品」というクレジットを入れたかっただけだと勝手に推測します。
お金と時間を無駄にする事を惜しまない方にオススメです(笑)。
話しは戻りますが色で表現すると言えば、日本でもジャンルで色を表す時にピンク映画なんていいますよね。
ちなみにフリーダイアル、アメリカではトールフリー(Toll Free)なんていいますが、彼の地イタリアでは「Numero Verde=ヌーメロ・ベルデ(緑の番号)と呼ばれていて、実際に緑色で表記されます。
あ、何でこの映画のタイトルが「ジャッロ」ではなく「ジャーロ」なのかは聞かないで下さい。本当に分かりませんし、きっとそのままでは通じないと思います。
誤訳というよりは、和製伊語なんですかね?


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