HOME  >  BLOG

Creator Blog

石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

Boolog A Go-Go!

石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
visualconnexion.com

Blog Menu

Need to be balanced...

2010.09.15

このエントリーをはてなブックマークに追加


僕が良く行くある地方の山間の場所に、自分たちの手で作った無農薬や有機農法で育てた食材をもとにいわゆるマクロビの食事を提供してくれる所があります。

ここは様々な場所から移り住んだ人たちがコミューンのようなものを形成しながら、レストランと併設して宿も運営しているような所。

NYにいた頃からベジタリアン・フードには馴染みがある自分なので、肉食中心の割りには抵抗なく、どちらかと言えば良く食べる方かなと。

だから初めて訪れた際もこのお店で供されるものもとても美味しく感じ、個人的には好きな部類に入るのですが一度行ったきりリピートできないんですよね。

理由は単純。
挨拶が出来ないのと、何か偉そうで押しつけがましくて...

確かに手塩に掛けた自慢の素材でしょうから自信があるのは構わないんですが、もう少し愛想良くできないものかと思うわけです。

別に否定しているわけでも、批判している訳でもないんですよ。
ただあれだったら多少の農薬や機械的に作られている素材を使って料理していても、キチンと挨拶をしてくれるところで楽しく食べたいなと思うわけで...タダじゃないんだから。

バランスって大切ですよね。
理想を言うのは簡単。でも食事って美味しいのはもちろんですが、楽しいから美味しい訳で、挨拶すらろくに出来ないなんて言語道断。

少しは笑ってみろと。

まぁ別にここに限らず都内でも無愛想で偉そうな店では例え10品中1品目であっても「不愉快で不味い」と言って即座に退店するように(もちろん料金は全額払います)心掛けていますが、なぜかこの映画を観ていたらこの店の事を思い出したのです。

まぁ行ったお前が悪いって言われればそれまでですが...
なら看板出したりガイドブックに載るなって反論してみたり(笑)。


「戦争と平和」や「イワンのバカ」で知られるロシアの文豪トルストイとその妻ソフィヤ伯爵夫人を描いた話...という触れ込みですが、どちらかと言えば後世に没頭した「トロルストイ主義」と呼ばれる人道主義、戦争反対・非暴力、自然主義、土地私有化・農奴制反対をメインの新興宗教的な運動に没頭したある意味身勝手な主人公とそれを取り巻く人々の話...というのが僕の感想。

この分野に詳しい訳ではないので詳細は省きますが、史実とはいえ個人的には比較的不愉快に思える話。

☆☆☆☆☆

ただ調べてみれば彼の思想はガンジーを始め日本では白樺派と呼ばれる人たちに多大なる影響をもたらしたようなので、「良いか悪いか」と言うよりは「好きか嫌いか」なのかなと...

よって僕は嫌いでした。

とはいえキャストと映像はお見事。
全編英語とはいえ重厚感もあり説得力はバッチリ。
好きな人はかなり好きであろうと思える作品です。

1432twit.jpg                          miyazaki_gienkin.jpg




※コメントは承認されるまで公開されません。