Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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How would you like to be?
2010.10.22
高校時代の親友が亡くなってしばらく経った頃、知人に誘われて参加したとある経営者懇談会の商品説明会のようなもので、某有名墓石店の社長さんにお会いした事があります。
これは異業種の社長さんや担当者達がそれぞれの商品を説明し、興味のある人同士を引き合わせるというもので、営業ルートを斡旋したり確保したり、はたまた商材として取引をしたりという比較的即臨戦態勢の会合。
そもそもそんな事には興味がないのですが、全く異なる人が考えることを見聞する事自体に興味が湧いて参加する事に...確かこの回が2回目だったと記憶しています。
もともとこの会を主宰する会長さんとしては、この日に発表をする別の商品がウチのショッピング・サイトに向いているんではないか?との事だったのですが、何故かこの石材屋さんの話に釘付け(笑)。
商売がどうのって言う訳じゃないんです。ペンダントヘッドに遺骨を入れて持ち歩くものや、ペットと一緒に埋葬が可能な霊園も運営されていたりと最近は時代の変化と共に変わりつつある墓石のスタイルや埋葬方法の変化を聞いているうちに「あいつだったらどんな墓に入りたかったんだろう?」っていう単純な疑問が湧いたのが主な理由。
僕としては珍しく感銘を受け後日改めて本社に伺ったのですが、なんだかそんな事を思い出しながら観入ってしまいました。
「ルイーサ」
何でもない日常なはずなのに、角度が変わるとこうも劇的に変わるのかという良い例。いちいち物事を自分から大変にしている人っているじゃないですか、まさにそんな感じ。でもその解決方法というか、主人公とその仲間達の見出して行く打開策がとても可愛くて微笑ましい(笑)。
ある意味お国柄としか言いようがないほど。
それにしても特筆すべきは相手役?のオラシオを演じたジャン・ピエール・レゲラス。残念な事にこの作品が遺作との事ですが、なんと彼はフランス人の両親のもとカナダで育ちフランスで演劇を学んで'60にアルゼンチンに移住したとの事。
50年も彼の地に暮らしていたのですから当たり前といえば当たり前ですが、そんな彼の素性などこれっぽっちも解らないほど、完璧なアルジェンティーノでした。ご冥福をお祈りします。
★★★★★
話は戻りますが冒頭の話には続きがあります。
実はその墓石屋さんの本社を訪れた際、応接室に現れた社長が開口一番「今日は石光さんに会わせたい人がいるんです。」と仰るじゃないですか。だれだろう...?と首を傾げているとドアを開けて入って来たのはなんと僕の親戚(父親の従兄弟の息子)だったのです。
どうやらこの会社は誰でも全社員の行動を閲覧できるグループウェアを使用しているらしく、この日の朝PC画面を見た親戚が僕の名前を見つけてこれは間違いないと思い社長に聞いたのだそう。
いやぁ、結局は人って言うのは御縁なんだなぁ...としみじみ感じたエピソードでした。そうこの映画の主人公のように。
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