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石光 史明VISUAL CONNEXION C.E.ONY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪visualconnexion.com

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石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O

NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Itching for a scratch! 4

2010.10.08

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では何故このPaulが僕のバイナル・ジャンキーへの道を完全に開いてしまったのか...

実は彼、今でこそVISIONAIREやDover Street Market等のPRを手掛けていますが当時はロンドンでパーティーのオーガナイズやDJなどをしていたのです。

彼以外のスティーヴンの友人達と同じくPaulもとても礼節をわきまえ年齢相応の気遣いができる男です。そんな彼がスティーヴンの友人である僕の家に泊まり、SL-1200MKIIとUREI1620が部屋にセットされていて...ときたらもう残す所はひとつしかありません。

そう、彼はNYのレーベルに務める知人に連絡を取り、部屋を使わせてくれたお礼として何枚かのレコードを取り寄せてくれて、それをメモと共にさりげなく機材の隣に置いていってくれたのでした... はい。置いていってしまったのです(笑)。

またこれが当時LOFTでよくかかってた曲の、それもプロモ盤だったりして...もうこれは奈落の底への招待状のようなもので、それからは買って買って買いまくりのジャンキー街道まっしぐら。
releaseit.jpg
Paulが置いていったうちのひとつ。SIGNAL HILLの "Release it!" 終わり間際の展開が特に好きな一枚。

日々のレコード屋巡りや週末のフリーマーケットにはポータブルプレーヤー持参は当たり前。不定期に開催されるコンベンション(主にホテルのバンケットで個人ディーラー達が集まって小さなブースを出品して売買をするスタイル)にも足を運びお目当てのもの探すように。最後の方はそこで知り合うか友人を介して直接家まで行って買ったりしたものです。

ただいくつか自分に課したルールがありました。
それは...

1) 12inchのシングル以外は買わない。
2) オリジナルのミントコンディションのものに限る。

こうしておけば再発やアルバムなどに範囲が広がってむやみやたらに増えることもなく、シリアスコレクターにありがちな床が沈んでしまう(本当にレコードの重みで床が沈んでしまったアパートを何軒も見ているので嘘ではありません)心配もない(笑)。

ただ探すたびにお目当てかつ綺麗なコンディションのものが見つかるわけではなく、例えばジャケットは綺麗だけれども盤がきたない場合はジャケット用に購入し、あとから盤が綺麗なものが手に入った時点で中身を入れ換えるという具合でコレクションしていったのでした。

日本に帰ってまでわざわざ買ってたのもありましたね。
面白いのはNYでは超レアなのに普通にSALEのカゴに入って売っていたり、東京では2000円もするのにNYでは道端で$1だったり街によって売れ筋が違うから価値観が変わる。

だから、それからは旅行に行くたびにレコード屋巡りをしたりしたものです。確かマイアミに遊びに行ったときもビーチそっちのけで探してましたね(笑)。でも結構な掘り出し物があったと記憶しています。

ただ面白いのは記事でもモノでもそうなんですが、興味を持ちだすと不思議と何でも巡り会うんですよねぇ...

1432twit.jpg                          miyazaki_gienkin.jpg




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