Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Indeed...
2010.12.10
両親が忙しかったので尚更だったのですが、中学生になった頃から離れて住むことになったものの、週末に泊まりに行ったり祖父が97、祖父が94で他界するまではそれこそ良く一緒にいたものでした。
そしてご多分に漏れず明治生まれの二人は嘘のように元気で、二人はこのまま死なないんじゃないかって思っていたほど(笑)。
だから僕が30くらいの時に祖父が他界した際には本当に死んでしまったって心底ビックリしたくらい。 実は祖父母はその歳まで2人だけで暮らしていて、そのくせ口を開けばいがみ合って「儂は離婚する」って「お前いくつだよ」ってツッコミたくなるほど。
でも祖父が先立ってからの祖母の老け込みが早かったのなんのって...
張り合いだったんだなって、すごく実感しました。結局1年も経たなかったんじゃないかと記憶しています。それから後を追うように祖母が他界したのは...
驚くほどにチャーミングでハートウォーミングな作品。
物語が進むにつれて引き込まれ、時間が経つにつれて心に響いてくる感じが実に心地いい。
でも実はこれ2005年の作品なんですよね。
何故に今さら公開されたのかは不明ですが、よくぞ公開してくれました!
スクリーンの温もりが似合う名作です。
★★★★★
こんな風に年齢を重ねる事ができたら幸せだろうな...
人との出会いに恵まれ、詩的かつ教養にさりげなく満ちているって理想です。それさえあれば大抵の事は水に流せるっていうか...
今は東京・岩波ホールのみでの公開ですが、順次全国ロードショーのようなので、あなたの街に訪れた際には足を運んでみてはいかがでしょうか。
そういえば祖母が亡くなった際に一度病室を出され、再び呼び戻された時には死化粧が施されていたのですが、それがお世辞にも上手とは言えなくて。もちろん看護士さんが一生懸命やってくれたのですが、まるでペコちゃんのように頬がピンクで思わず吹き出しそうになるのを我慢したものです。
もちろん大往生という事もあり、十二分に一緒に過ごす事ができたからこそなのでしょうが、この作品を観ながらそんな事を思いだしてしまいました。僕にとってはとても素敵な思い出です。
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