Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Sisterhood...
2011.04.14
先日テレビで双子のミラー現象なるものを知りました。
つまり、どちらかが右利きならばもう一人は左利き、どちらかが文系ならもう一人は理系というもので、へぇ...なんて思っていたのですが、このブログを書くにあたってググってみた所、現象というよりは「ミラーツイン」という分類である事が解りました。
細かくは「受精何日間で受精卵の分裂が起きるとそうなりやすい」なんてアカデミックな事が書いてありましたが、兄弟がいない僕としては単に「生命の神秘」的な捉え方をして感動していた所(笑)。
でも双子の例とは違うものの、兄弟や姉妹で全く別の才能を発揮している例もある訳で、特に今日の映画を観ながら思い出したのが作曲家の来生たかおさんと作詞家の来生えつこさんの例。
もっとも最近のヒット曲というよりは、薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」だったり中森明菜の「スローモーション」というように、先日のFEATUREの特集にあったような「今だから言える」系の大家のような方に思われがちですが、近年では様々なアーティストがカバー曲を発表しているので、実際に曲を聴けば納得の人も多いはずですが、実のお姉さんと組んでヒット曲を出し続けた希有な例ではないでしょうか。
だからこそ、今から250年以上前に同じような境遇にあった今日の映画の主人公も、ある意味時代に翻弄された事は間違いなく、もし時代が違っていたら、男女の分け隔てない現代に生まれていたならばどうなっていたのだろうか?という事を考えさせられた作品でした。
知らない人はいないであろう、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの姉、マリア・アンナ・モーツァルトの半生を綴った作品で、全編に流れるチェンバロの音色がとても心地良い作品。
幼少の頃に母親に連れて行かれたリハーサルでその音色を初めて聞いた時の事が思い出されます。
ただ着眼点はとても面白いのですが、もう少し同時進行で希代の作曲家である弟の活躍と言うか成長ぶりを織り交ぜてくれると感情移入ががしやすいというか、不遇に終わってしまった人の話しだけに対照的なものがあった方が良かったかなと。
もっとも勉強不足と言われてしまえばそれまでなのですが「弟の活躍はご存知の通り」的に処理されている所がちょっとだけ残念でした。
★★★★★
ただ全体的なトーンは当時の気候や日々の憂鬱さが醸し出されていて、まるでその場にいるように感じられたましたし、少しの間でも教養が身に付いた気にさせてくれる作品でした。
あ、ちなみにTM NETWORKの「GET WILD」を作詞した小室みつ子さんと作曲の小室哲哉さんは、姉弟と思われがちですが実際は赤の他人ですのでお間違いなく(笑)。


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