Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Coffee with beer?
2011.05.12
17歳でイタリアに行って一番最初に驚いたのは、ピザの食べ方というよりも、ピザという食べ物の在り方。
ランチ時にレストランの前を通りかかると、サラリーマン風の男性が一人で1枚のピザを食べていたのには本当にビックリしました(笑)。
一応説明しておくと、当時の日本ではドミノピザ(第1号店は'85年に恵比寿に創業)のような宅配ピザが出始めた頃で、それとて友達の家に行ってみんなで1枚頼むのが金銭的にも食欲(というよりも食べ方として)一般的だったので、丸々1枚を一人で平らげているその本場のスタイルにカルチャーショックを受けたものでした。
もうひとつ驚いたのが誰も手で食べていなかったという事。
そう、今でこそ普通ですが、あの時はまるでステーキを食べているかのようにナイフとフォークで食していたのには本当に驚きました。あ、もちろんタバスコなんてありませんよ(笑)。
「食は文化」とはまさにこの事なのですが、もう一つ驚いたというよりも感心したのが、まだ昼だというのに結構普通に一人でもボトルのワインを空けてしまっているという事。昼間から飲むっていう事以上に、いくら日本人に比べてアルコールの分解が早いからって言っても昼から一本はどうなのよ?なんて思ったのは今は昔。
6年に及ぶイタリア生活によって培われた僕の基準からすると、例えそれが日本にいたとしても「ビールくらいなら飲むけど何か?」っていうスタンスに変わってしまうのですから、慣れとはスゴいものですね(笑)。
「昼間から呑む」
タイトルの通り、酒好きの主人公が昼間から飲みまくっているだけの作品かと思いきや、案外それだけでも...というよりも、言うほど飲んでいるという印象を受けないのは普段の行いのせいでしょうか(笑)。
いくつか展開されるエピソードも特に何て事はないんだけれども、それでいてイヤな印象は全くなく、実に不思議な時間が流れて行きます。
ま、とは言えあと20分くらい削ればもうちょっとテンポも良くなると思うんですけれど、それじゃあダメなのかな?ロードムービーとしては...
★★★★★
昼間からお酒を飲むなんて...って先入観のある(成人の)方は、ぜひとも今週末に新宿と大阪のシネマートを訪れてみてはいかがでしょう。マッコリが1杯無料で試飲できるようですよ(笑)。
飾りもしないポスターや、そこいらのバーに置いてありそうなフライヤー程度のものを観賞記念プレゼントと称して持たされるよりもよっぽど良いと思うんですけどね。
あ、ちなみにその昔のドミノピザは注文してから30分以内に届かないと無料になっていたのはご存知でしたか?(もちろん現在は廃止)
当時は高校生で普通にお金がなかったので、みんなで遅れる事を願ったものです(笑)。


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