These guys! - Boolog A Go-Go!（石光史明）

僕が子供の頃から毎週楽しみにしているのが、週刊文春と週刊新潮。

小さい頃から慣れ親しんでいるので論調や語調が好きというのもありますが、本当の理由は前者には「淑女の雑誌から」という名物コーナー（要はレディコミみたいな雑誌からの体験談転載もの）と、後者には「大人の漫画・読む漫画」というブラックジョーク集のようなものがあるから（笑）。

どちらにも通じるのが言葉遊びとちょっとしたユーモア、そしてそれを理解できる知識を必要とするという点。

なんでレディコミの転載ものが？って思う方もいるかもしれませんが、一つひとつのエピソードに対して短い駄洒落のようなコメントが付くのですが、これが結構ツボなんですよね。だってエロさを求めるならネットでいくらでも転がってますしね。ちなみにこのコメントは新人編集部員の登竜門だというような話しを聞いた事もありますし、20数年前の国家の一大事の際には、さすがに不謹慎だろうと思って連載を休止したところものすごい数のクレームが舞い込んで来たとか来ないとか。

対する「〜漫画」のほうですが、これは誰が書いているのかは知りませんが、たまーに全く理解できないというかオチを共有しづらいものありますが、いつも読んではニヤケてしまうのです。

もちろん単純な深夜番組も好きだし、失笑してしまうような一発ギャグも大好物。

でもねぇ、こういうシニカルかつ知識を散りばめた感じのに、かなり弱いんですよねぇ...ピンと来ない人が聞いたり言われたりすると失礼だ！なんて言って怒りだしたりするのが（笑）。

「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事」

もうウィル・ファレルがすでに出オチ！

とにかく最高に面白かった！皆さんも是非っ！！！

...って言いたい所なんですが、基本的に終始笑っていたのは僕一人。

90年代にアメリカの大都市で生活した人なら間違いなく笑えるディティール満載なのですが、そうでないと字幕を追うだけではツライかもしれません。あ、でも別に自慢でもイヤ味でもなく、ただ単にそういう映画って事で...

★★★★★

これかなり面白いんだけどなぁ...

監督・脚本を手掛けるアダム・マッケイが、あの「サタデーナイトライブ」ヘッドライターだったり「俺たちステップ・ブラザーズ -義兄弟- 」の監督だと知って納得。あ、だからこの作品のサブタイトルも「俺たち」が付くのね（笑）。

何はともあれ、オフシャルサイトに載っているサミュエル・L・ジャクソンやマイケル・キートンにマーク・ウォルバーグをはじめ、劇中もビックリするようなキャスト満載のこの作品。理解さえ出来ればその価値は充分に伝わるはずDEATH！