Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Step on it!
2011.10.04
馴染みの顔に馴染みの声、馴染みのお店に馴染みの味...
どれをとってもホッと一息つける安心感というか、一瞬にして気持ちをリセットする魔法を持っているものですよね。
僕にとってイエローキャブはまさしくそれ。
毎日のように様々な映画を観ているわけですが、やっぱりロスとかデトロイト、マイアミといった他の都市が舞台だと当然タクシーの色が違うと、これが結構どころか全くしっくりこない(笑)。
もちろんその事によって全く違った風土や人柄を演出してくれるのは間違いないのですが、やっぱりあの黄色のタクシーが目に入ると自然と贔屓目で見てしまうようです。
「リミットレス」
実に面白く、実に巧妙な展開、演出そして映像!
何よりも感心するのはありとあらゆる所に散りばめられたギミックを、押し付けがましい一生懸命さと一緒にをこちら側に伝える事がないので、知らない間にまるでその世界に置換されてしまったかのような錯覚にビックリ。
もちろん住み慣れた街という事はあるでしょうが、一見安っぽい映画にありがちなオープニングで欺いておきながら気がつけば自分が劇中に出てくるNTZ48という薬を飲んだんじゃないかと思ったくらい!
もっとわかりにくく例えるなら、ミルフィーユみたいな作品です。
こう、様々な層が折り重なって一つになっているようで口の中でバラけたと思ったら、また一つの味となる...的な。
わかるかな〜?わかんねぇだろうな(笑)。
★★★★★
そう考えると特定のキャラクターが染み付いてしまった役者さん、つまり当たり役が大きければ大きいほど人々の印象と記憶は大きいわけで、それを逆手に取った演出というのは場合によっては実に効果的なんだなと感じた作品。
つまり、ブラッドリー・クーパーで言うならば「ハングオーバー」をはじめ「特攻野郎Aチーム」の印象をうまく演出に利用して知らない間に客をその流れに乗せておいてからの展開。僕の大嫌いなレオ様が毎回試みてあの顔に邪魔されて失敗していますが、ブラッドリー・クーパーの場合はそれが最大限に引き出されている事で彼の演技に更なるの可能性を与えている感じ。
ここ最近のデ・ニーロでは一番好き...っていうか、ぽい。
思わずニヤリとしたい方は是非!



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