Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Became extinct or exterminated?
2012.03.07
スポーツ・フィッシィングが定着した昨今。いまや釣りをしない人でも「キャッチ&リリース」なんていう言葉は聞いた事があるはずで、要は釣ったら再放流して楽しもうというもの。
まぁその考え方や実際の弊害については様々なようですが、自分が毎夏お世話になっている宮崎の鮎穫り名人の友人の口癖は「キャッチ&イート」。そう、まさに逆の発想で、獲ったら食べるし食べないのであれば獲らない。だから彼が何匹か川で鮎を突いて手製の竹串に刺して塩を軽く振って焼き、我々が季節の味を堪能したあとに必ず聞かれるのは「まだ食べられますか?」と言う事。食べられるのであれば突きに川に戻りますが、そうでないのであれば他におにぎりを食べるなり酒を飲むなり楽しみましょうという実に理に叶った発想。
とは言え釣りなりそれに似た方法であったとしても、小さい魚ならともかく獲物が大きくなればなるほど国際世論の反応が大きくなるわけで、じゃあイルカを釣ってキャッチ&リリースすれば世界は黙るのかと言えばそうであるはずもなく、同じようにこの物語のように火器を使っての狩猟が一般にステイタスやスポーツとしても浸透している欧米と日本の認識の差では、その文化の違いも含めて簡単に比較できる物ではありませんが、獲物が大きくなればなるほど抵抗があるのも確か。
でもその反面、鴨は数日前に捕れた野生のものが最高に甘くて美味しい!なんて思うんですから人間なんて勝手なものですよね...
「ハンター」
う〜ん。
やりたい事はわかるんだけど、ちょっと詰めが甘くないかなと。
職業的な無骨さとは裏腹な神経質さや優しさを描きたいんだろうけれど、それがクラッシク音楽とiPodにBOSEのスピーカーっていうのは安直すぎやしませんかね?整理整頓の仕方も別にって感じだし、全てが中途半端で伝わりづらい。もうちょっと細部をこだわってくれた方が入り込みやすいし、そもそも現地の家族との繋がりやらカラクリも雑すぎます。
★★★★★(☆☆☆☆☆)
とは言え結局ウィリアム・デフォーには滅法弱いから限りなく☆に近い★。ただちょっと最近の仕事の選び方がビミョーかなと嘆きつつも、まぁ彼ってこんな感じが良かったりするんだよなって思ったりも...
それにしても気になって調べたらタスマニアタイガー(絶滅種)って、オオカミなんですね。ただここいらも設定がビミョーで無知な自分からするとスマトラタイガー(絶滅危惧種)と混同しちゃって、そこら辺でもイマイチ入り込めず。
ま、ここはあれこれ言うよりも次回作に期待してみるとしますか(笑)。
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