Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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Yam!
2012.05.24
ただ僕が思うにここで言うお金持ちとは決して一代で築き上げられたものではありません。だからと言って別に一代で財を成した人を認めないという訳でもありません。
こう書くと前者を「あぁ代々お金持ちの家系なのね?」なんて簡単に片付ける声も聞こえてきそうですが、その実「守り抜く」というのは相当な覚悟がいるはず。だって目の前にお金があるにもかかわらず好き勝手使う事ができないのですから...最も正確に言えば「使えない」のではなく「使わない」。何故か?
それは先代が、先々代が築き上げてきたものを、次の代まで、いやその次の、そのまた次の代まで守り抜くという自覚であり覚悟。
だからそれは「ケチ」なんていう陳腐な言葉ではなく、生まれながらに背負った「使命」なんだと僕は思うわけです...
「ファミリーツリー」
昨日の「恋と愛の測り方」もそうなんだけれども、ボート事故という特殊性を除けば実は日常生活のどこにでもあり得る一コマ。ただ映画という劇場に足を運んでスクリーンを眺めるという点においてはこの作品の方がエンターテインメント性を感じるかなと。昨日のは舞台とかだったら案外良かったかも?
そして何よりもハワイという土地柄からくる人柄や風景が、この明日は我が身的ないたたまれない現実を柔らかく包む事によって決して美化するのではなく、直視させることに成功している点は特筆もの。さすがMy favorite movie「サイドウェイ」の監督だけはあるなと♪
★★★★★
ちなみに原題の"Descendants"とは「末裔」とか「子孫」って言う意味で、邦題の「ファミリーツリー(a family tree)」は英語で「家系図」っていう意味。そう考えるとなかなか言い得て妙なんだけど、ちょっと違った意味合いを汲めるようにわざとそうしたんだろうなと...本質とは違うけれど、違う感じに捉えた方が観に行きやすいのかも。
結局ところ、進まなければいけないと言うこと。
先駆者が守り抜いていかなければならないと、繋いでいかなければならないという使命。
それって実はお金ではなく家族愛なんですよね...
でもなかなか口にすることではないだけに、あらぬ誤解を受ける事もあるでしょう。
少子化や核家族化が益々進んでいく中で、とても大切で貴重な価値観だと僕は思います。
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