Boolog A Go-Go!
石光 史明
VISUAL CONNEXION C.E.O
NY発のヴィジュアル誌、VISIONAIRE<ヴィジョネアー>の日本総代理店を営んでいますが、最近はもっぱら映画鑑賞家として「つぶやいて」います。昨年は自腹観賞232本! 今年も観まくるぞぉ~♪
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ミンイと品位、その意味と偶然...
2013.01.24
お笑いタレントが次々に出てきてスタジオにいる観客の前でみんなが知らなそうな曲をカラオケで歌い、お客さんが曲に気付いた時点でスイッチを押して知ってる人の少なさを争うというもの(だったはず)。
それぞれ観客の若い人がサビ以外は知らなそうなABBAやその他マイナーな曲が流れるなか、この曲がかかったのですが...
懐かし〜!
と思うと同時に「あれ?この曲歌詞あったけか?」と疑心暗鬼になっていると...そう、完全に「音楽の偶然( ©J-WAVE Groove Line)」ほどではないにしてもビックリ! (ちなみに「料理の鉄人」は"Lady in the red hat"と言うナイマンの別の曲なはず)
で、正解は↑こちらでした(笑)。
まぁ似てるっていうか、何となくねって感じだけど、どちらも懐かしかったし名曲なので思わずニッコリ。
しかし、そのあと見たフジテレビの「にっぽんのミンイ」っていう番組にガッカリ。その日もしくは最近話題になっている出来事に対して視聴者がPCやスマホなんかで回答して生放送で結果を発表するという番組で、この日のお題は「アルジェリアがある位置世界地図で指せますか?」というもの。
ただ、そこからの配慮のなさがちょっとね。
回答中はみんなの民意がメルティングポットのようなものの中に入ったCG(毎日同じやつ)が流れ、時間が来ると下に液体が落ち、YES、NOそれぞれのメスシリンダーに入って結果をパーセンテージで見せるんだけれど、
赤(NO)に入る液体が血を連想させちゃって...
タイムリーな話題には違いないし、毎日使ってる基本フォーマットにお題をあてはめただけだし、たまたまハマっちゃったのもわかるんですけどね。惨状やらまだ安否や身元が確認できていない事を考えると、個人的には設問のタイミングとフォーマットの組み合わせが及ぼす結果に対しての配慮が足りない気がしました。
気にし過ぎでしょ?って声も聞こえてきそうだけど、それを気にする、配慮するのが公共放送じゃないのかな?と。
そういう点でいうと先日アップしたジョディー・フォスターのゴールデングローブ賞でのスピーチ。
あれは気品に溢れていたと思います。いつか補足しようと思っていたんだけど、何かあのタイミングじゃなかった気がしてあえて説明を避けたのですが、この流れでちょっとだけ。
実際見た人も多いと思うし、英語がわかる人もニュアンスがわからないと若干(有森裕子さんの元ダンナのガブちゃんの「I was gay...」ほどハッキリ明言したわけじゃないので)スッキリしない人も多そうですが、いくつかポイントがあります。
今まで周知の事実というか暗黙の了解だった事を初めて公に語った彼女。
もちろん大した(アッと驚く)カミングアウトのスピーチではない事を詫びたり、さかのぼれば(カミングアウトは)遠い昔の石器時代に終わってるなんてジョークを交えながらも、以前から身近な大切な人達へは話していたという言及に止め(それだけで充分ですが)、直接的な表現は控えていた彼女。
一人の人間としてありのままの自分を認めて欲しいという決意と想いを直球で伝えるだけでなく、家族(特に母親に対する)はもちろんの事、世界中で見ているであろう年齢的に、また思想的にそういう事を受け入れられない人に対しても充分配慮した結果だったのではないでしょうか...
とは言えカミングアウト...(正しくは "coming out of closet"の略) とは自分がゲイやレズビアンである事を告白する(認める)事の意味になるので、あえて「レズビアン」という単語を使う必要もありませんし、ちょっとナーバスになりつつある自分を「" Loud'n'proud "(Loud and Proud =声高らかに誇りを持って=1:58辺り)よね!」と奮い立たせたのも印象的でした。
ちなみにこの " Loud'n'proud "とは1993年にイギリスのBBCラジオ初となる若いゲイとレズビアンとその友達のが登場する当時としては画期的なラジオドラマ・シリーズのタイトルで、以降、欧米のGay Prideのイベントなどでもそういった意味を含む言葉として浸透しています。
さて、久々にグリーナウェイ
でも見てあのシンメトリー感にドップりと浸かってみますかね...って、それよりも最近はなんか「今日のTips!」みたいになってきたな(笑)。



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