スティーブン・キング
2013.08.23
8月23日 曇り


最近全然チェックしていなかったが、スティーブン・キングやっぱり好きです。
"Under the Dome"ドラマで見ているのですが、とにかく面白い。
(ネタバレしたくないので語りません)
普段は原作より映像の方が先ってありえないのですが、スティーブン・キングに限っては映像が先でも良い。
なぜかというと中学生の時に彼の名作 "IT" の映画にハンマーで頭を叩かれた様な衝撃をおぼえたので。
今思うと凄くチープな映像だったのですが、当時は怖かった。沼や下水道が急に恐怖を連想させる場所に変化しました。
"IT" はペニーワイズというピエロの悪魔と街の子供達(後に大人になっても戦う)との戦いの物語なのですが、このペニーワイズが怖いのです。
"IT" を見て以来ピエロ嫌いになった程。道化恐怖症(COULROPHOBIA)といいます。
実は、ペニーワイズには元になった現実のシリアルキラーがいます。
その名はJohn Wayne Gacy。アメリカでは超有名なシリアルキラーで、1970年代にピエロの扮装で子供を油断させ、33名も殺した殺人鬼。
資産家の名士でチャリティー活動に熱心だった彼が起こしたこの事件はアメリカを震撼させた様です。
ペニーワイズにギリギリの現実味が漂っていたのは元ネタが現実の人だったからなのでしょう。
スティーブン・キングの作品に漂うギリギリの現実味が好きだし、恐怖の源泉なのだろうと思います。
ちなみにジョニー・デップも道化恐怖症(COULROPHOBIA)らしい。
しかし、ジョニー・デップはJohn Wayne Gacyが描いた絵を購入し所有している様なんです。
恐らくとてつもない吸引力を放った絵なのだろう。
John Wayne Gacy drawingで検索すると簡単に出てきます。
どんなに非現実的な事が起こっても、物語の中でそれと対峙するのは生身の人間だし、人間の心の葛藤は現実世界で誰もが抱えるもの。故に多くの人を共感させる事が出来るのだろう。
そのような話を書くのが抜群にうまいのがスティーブン・キングなのです!
と、スティーブン・キングを持ち上げまくってしまったが、別にファッションのサイトで書く事でもないだろうと思い反省シテマス。