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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日の1足

2009.07.22

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牛皮革などの皮革はあくまで食肉の副産物なので、生産量を飛躍的に増やすことはできない。すなわちバスケットボールシューズがバスケットボール選手のためだけに、テニスシューズがテニス選手のためだけに供給されていた時代と比較すると、本当に質のよい皮革だけを使用するということは難しくなってくる。これは'70年代のデッドストックのスタンスミスあたりをチェックすると一目瞭然ですね。

個人的に好きなのは張りがあって、いい感じでシワの入る皮革。履き慣らすのに時間がかかるけど、コンバースのワンスターはいい線いってます。あとTerremのパブリックも質感のいい素材を使用してますね。こっちのほうがワンスターよりも早く足に馴染みそうです。

そういえば、このパブリック、BEDWINの渡辺さんが展示会の最終日にカッコよく履きこなしてました。シンプルなデザインはコーディネイトを選ばないけど、スポーツブランドのシューズよりも洗練された雰囲気なんで、あまりラフになり過ぎないように、ちょっぴりドレッシーな感じがいいかも。

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