履けばわかるさ、着てもわかるさ
南井正弘
Freewriter&Sneakerologist
1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。
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今日の1足
2011.07.10
シンプルでベーシックなデザインだけに、コンバースのオールスターには現在までに数え切れないほどの数多くのカラーバリエーション、マテリアルバリエーションがリリースされてきました。タイにも当地限定モデルが存在しており、以前からバンコクに行くたびに買おうと思っていても、サイズ切れetc.で買えなかったのです。それがドイトゥンプロジェクトで限定販売されているモデル。ドイトゥンプロジェクトとはメーファールアンと呼ばれるタイ王室財団の管理下による少数民族の生活向上プログラム。かつて山岳地域の少数民族は、手っ取り早く現金収入の入る麻薬栽培に手を染めることが珍しくありませんでしたが、このプロジェクトがスタートしてからは麻薬撲滅に一定の成果が上がったといいいます。バンコクのサイアムディスカバリーセンターにはドイトゥンショップがあり、少数民族による織物や工芸品が販売されています。そんななかで特に目を惹くのが、アッパーに少数民族の織ったファブリックを使用したコンバースオールスター。人気があるのか、いつもサイズ切れが多かったのですが、今回は気に入ったカラーリングのマイサイズをゲットすることができました。オレンジ系のカラーリングは日焼けした肌にマッチしそうです。他にもブラックなどのダーク系のカラーetc.がありますが、個々の少数民族によって織り方や使用素材が異なります。あとサイズはハーフサイズがないのがちょっと残念。
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