HOME  >  BLOG

Creator Blog

南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

Blog Menu

今日の1足

2011.12.27

このエントリーをはてなブックマークに追加


DSC00173I.JPG

初のロードレースとなった2007年12月のラスベガスマラソン以来、定期的にレースに出場するようになってから4年が経過しましたが、その間に海外レースは駅伝も含めると9回出走しています。そのうち一度のマカオを除くと残り8回はアメリカ文化圏。アメリカにおいてもレースに出場するようなランナーの足元はアシックスのシェア1位は堅いところ。2位のポジションは4年前はナイキで間違いなかったけど、最近は進境著しいブルックスがその地位を獲得しているようです。あくまでレースに参加するランナーのシェアですが。それとブルックスとともにシェアを伸ばしているように感じられるのが、サッカニー。日本では数シーズン展開をお休みしていただけに、ちょっぴり意外かもしれませんが、「そこそこのタイムで走りそうだな、この人」という雰囲気のランナーが結構サッカニーのランニングシューズ履いてるんですよ、これが。

ラスベガスのとあるショップで前々から気になっていた"プログリッド キンバラ2"という踵とつま先の高低差が4ミリのフラット設計のモデルを試し履きすると、これが軽くて走りやすそう。フォアフット(前足部)のアウトソールが幅広く、フォアフット着地にも向いてる気がするし、一体成型のソールユニットは、ラバーの使用を必要最小限に抑えているから、7.7オンス(約219グラム)という超軽量性を実現しているんだと思います。実際に入手して走ってみると、やっぱり走りやすい。感覚としては一般的なランニングシューズとナイキフリーのような裸足感覚シューズの中間の印象。ニュートラルタイプなので、オーバープロネーションを抑制するミディアルポストなどは使用していないものの、安定性は充分あるので、ビギナーランナーが着用しても快適なランニングを楽しむことができるでしょう。

ちなみにサッカニーのランニングシューズは数シーズンのブランクを経て、今シーズンから日本でも購入できるようになりました。これはランナーにとっては嬉しいニュース。一部のABC-MARTの店舗とオンラインストアで購入することができます。


DSC00174I.JPG

インソールには踵とつま先の高低差が4ミリであることを主張するプリントが。

※コメントは承認されるまで公開されません。