HOME  >  BLOG

Creator Blog

南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

Blog Menu

今日の1着

2013.05.09

このエントリーをはてなブックマークに追加


BIOGEAR8000.jpg

エリートランナーは冬季でもレース時はランシャツ&ランパンが基本ですが、一般的なランナーはレース時にタイツを履くことが一般的。タイツは大別すると三種類に分けられます。ひとつはただ単に伸縮のある素材で作られた防寒目的のもの、そして段階着圧を謳うSKINSやC3fit、最後にヒザなどのサポートを追及したタイツで、最後の分野ではワコールのCW-Xが一番有名ですね。

自分はどちらかいうと締め付けが強いのが嫌いなので、もっぱら段階着圧タイプを履いてきましたが、2011年1月の湘南国際マラソンで3時間56分9秒で完走し、初のサブ4を達成したときは、実はサポートタイプのタイツを履いていました。それがミズノのバイオフレームテクノロジーを採用したタイツ。バイオフレームとは運動学・解剖学に基づいて、ウレタン樹脂の密度と方向性を変化させ適所に配置し、生地のテンションを調節。関節・筋肉をサポートするため、下半身の安定感がアップするというテクノロジー。この機能のおかげか35kmを過ぎてもヒザの痛みが最小限ですんだと思います。あとサポートタイプ特有の締め付け感があまりなかったのも好感が持てました。

そんなバイオフレームですが、現在では残念ながら生産中止みたい。かわりにより機能性をアップさせたプロダクトが登場しています。それが「動くためのサポート」をキャッチフレーズに登場したバイオギアBG8000です。骨盤サポート、ヒザサポートを始めとした8つのサポート性能が「サポート力」と「動きやすさ」という相反する機能を両立することに成功。実際に履いて走ってみるとバイオフレーム採用モデルと同様に、サポートタイプ特有の締め付け感もなく走りやすい。下半身を安定させる機能を満載しているのに、一般的なサポートタイプよりも明らかに動きやすかったですね。スソ部分にファスナーが付いたのは着脱が楽になった反面、個人的には異物感がちょっぴり気になりましたが...。いずれにしろ「サポート力」と「動きやすさ」を高次元で融合しているのは事実であり、サブ4やサブ4.5を目指すランナーには最適なスペックのランニングタイツだと思いますね。


BIOFRAMELONG.jpg

これが以前展開されてたバイオフレーム搭載のロングタイツ。自分のサブ4達成に貢献してくれました。今見るとスパイダーマンみたいでカッコイイ!

※コメントは承認されるまで公開されません。