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南井正弘Freewriter&Sneakerologist1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

履けばわかるさ、着てもわかるさ

南井正弘
Freewriter&Sneakerologist

1966年愛知県西尾市生まれ。スポーツシューズブランドに10年勤務後ライターに転身。主な著書に「スニーカースタイル」「NIKE AIR BOOK」などがある。

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今日の1足

2013.08.03

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従来のスポーツシューズにない自由を足に与える裸足感覚のソールユニットがアスリートの潜在能力を引き出すナイキ フリー。そして糸でアッパーを編み上げることで比類なきフィット感を実現したナイキのフライニットテクノロジーを1足のシューズに高次元で組み合わせることで完成したニューモデルが、ナイキ フリー フライニット+です。先月中旬オレゴン州ビーバートンのナイキワールドキャンパスで行われたプレスプレビューで試し履きはしましたが、正式に発売となり、ようやくこのシューズを履いて長い距離を走ることができました。

今回のプロダクトを履いて真っ先に感じたのは、フライニットにコンプレッション(締め付け)の機能性をプラスしている点。これによってTPU(熱可塑性ポリウレタン)などのパーツを用いなくてもアッパーのフィット感が向上し、自然なサポートが得られると思います。実際に走ってみると足とシューズが一体化するような高レベルのアッパーのフィット感とナイキフリーの屈曲性の高さが融合され、これまでのどのナイキフリー搭載モデルよりも自然な履き心地で、足本来の動きに忠実だと思います。ソールユニットはナイキフリーラン+3や現行のナイキフリー5.0と共通ですが、アッパーが変更されたことで、その走行感は大きく異なっています。

ナイキ フリー フライニット+はランナーが日々のトレーニングで着用し、脚力を向上させるのに最適なプロダクトだと思いますが、そのスタイリッシュなデザインと豊富なカラーバリエーションをアスリートに独占させるのはもったいないですね。ストリートでも積極的に履いてみたいと思います。

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