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宮沢香奈フリーランスPR/フリーライターセレクトショップでのプレス経験をもとに、インディペンデントなPR事業をスタートさせる。国内外のブランドプレスやパーティーなどのファッションPRとクラブイベントや大型フェス、レーベルなどの音楽PR二本を軸にフリーランスPRとして奮闘中。2012AWより国内初となるUNITED NUDEのPRに就任。その他、フリーライターとして執筆活動も行っている。www.higher-frequency.com/blog/author/20

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宮沢香奈
フリーランスPR/フリーライター
セレクトショップでのプレス経験をもとに、インディペンデントなPR事業をスタートさせる。国内外のブランドプレスやパーティーなどのファッションPRとクラブイベントや大型フェス、レーベルなどの音楽PR二本を軸にフリーランスPRとして奮闘中。2012AWより国内初となるUNITED NUDEのPRに就任。その他、フリーライターとして執筆活動も行っている。

www.higher-frequency.com/blog/author/20

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勝手にFeature&Future

2012.08.23

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先日の記事でもお伝えしていた身近にいるステキなクリエイターや
アーティストを勝手に紹介するコンテンツ、(タイトルどーしよっかな?)
第一回目を実行したいと思います。

1対1=サシ で、いろんな角度からゲストを深くディグっていくという
コーナーです。インタビューだったり、対談だったり、飲みだったり、
ランチだったり、相手によって自由勝手気ままに展開していきます!

記念すべき第1回目のゲストは、前回もブログで紹介しましたが、
現在、代官山のカフェUNICEにて"HUB"というコンセプトのもと、
作品展示を行っているアーティスト、Aruto Watanabe氏です。


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Q1.まずは簡単な自己紹介と絵を描き始めたきっかけを教えて下さい。

"Aruto Watanabe"です。
絵を描き始めたのは、十代前半に偶然出会ったスケートボードやパンクに
影響されスケートボードやランドセルに見よう見まねで反逆的なイメージを
ラクガキしたのが最初に絵を描いた瞬間だったと思います。
当時は"異常"って描いた腕章をして小学校に行ってました。

意識的に描きはじめたのはたぶんハタチ頃にエキジビションの話を
受けるようになってからだと思います。


Q2. 今回のEXHIBITION "HUB"をやることになった経緯を教えて下さい。

今回のエキジビションはuniceの雄太くん(ディレクターの清水氏)が
お店(UNICE)のアニバーサリーに合わせたエキジビションをやらないかって、
声をかけてくれたことがきっかけで、HUB(共存)というuniceのコンセプトと
僕の解釈がリンクしたので、是非やりましょうという事になりました。

僕の大好きなアーティストであり、日頃から親交のある、sisi、Kon、y.
mamazu、そして、昔アルバムのアートワークに僕の絵を使っていただいた、
FORCE OF NATUREのkzaさんにDJをお願いして、
ライブペイントと素晴らしい音楽でHUB空間を演出することとなりました。

HUB-新ウラS.jpg

Q3. アルトさんの作品からは、ブルーを使ってることが多いからか、
水の中のような無限に広がる世界だったり、繊細で抽象的なタッチ
から"未知なる世界"を感じるのですが、現在、UNICEで展示されている

作品は
どういったイメージで描かれたんでしょうか?

最近は"PLANK ERA"といって、ビックバン直後の
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秒間をイメージし、誕生や滅亡といったサイクル、
そして未来を描いています。

例えば今回のフライヤー、Tシャツに使用した絵は、
『心を共有し、未来を想い、心を灯し未来を照らし、 イメージを交換し、
未来を高め、 エナジーを遊泳し未来を感じ、あらゆる戦争を捨て
未来を描き、あらゆるジェラシーを捨て未来を奏で、』

という震災後に浮かんだ言葉をもとにイラストを描いていきました。

イラストには 「Draw the future-  sing for the future-」
とメッセージを入れています。
PLANK ERAとは無いものを呼び起こす、未知なる世界/未来を引き寄せる
ための行為と僕は解釈しています。


Q4. いつも絵を描く時に作品に込める思いやメッセージなどはありますか?
また、作品を見る人に何を感じてもらいたいですか?


作品は、見た人が今までと少しだけ違う角度で
自分と向き合うキッカケと なってほしいです。


Q5. 過去に多くのグループ展やプロジェクトに参加されていますが、
今までで一番印象に残った展示、または作品はどれですか?
その理由も教えて下さい


グループ展は毎回とても刺激になっていてどれもほんと印象に
残っているのですが、2006年にデコレーションアーティストのR領域、 
画家の岩切章悟と行った「MISSING RING」という循環をテーマにした
グループ展は特に印象が強いです。
山で鳥を自分達でおとして、食べながらミーティングしたり、
いろんなセッションをし、生きる事、死ぬ事や循環という意味を掘って
いきました。

その結果、僕は段ボールに描いた三枚の絵で、誕生から死を
表現することにしました。 描いてるそばから段ボールは曲がってきたり
穴があいてきたりするし、絵が仕上がるのが先か、段ボールの
キャンバスが壊れてしまうのが先か、というところに"生きる"という事を
感じ、表現しました。

現代人には残念ながら"完成する前に壊れてしまう"という
ケースが多いように感じます。


Q6. これは私個人的な意見でもあるのですが、
日本はストリートアートへの理解度がとても低く、
支援制度も乏しい国だと思っていますが、アルトさんから見て、

日本のアートシーンはどう思いますか?


誰が見てもいい物にしか光があたらず、いいのか悪いのか
解らないような物に光が当たりにくく感じます。


Q7.今後の展望を教えて下さい。

作品を造り、発表し続けていきたいと思います。
そして今回のように、素晴らしいアーティストとのコラボレーションも
積極的に行っていきたいなとおもいます。


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コチラはアルト氏デザインによるTシャツとリユースカップ
明日のレセプションで限定販売されます。



自分の"未来"は自分で切り開くモノ。
誰かに導かれながらも、誰かと手を繋ぎながらも
最終的には自分で決めるのだ。

挫折したって、失敗したって、遠回りしたっていい。
そうゆう中からいろんなモノを発見していく。

本当に大切なモノは、ゲームの中にもパソコンの中にも
テレビの中にもないんです。

本当に大切なモノは、
自分の目で見た、耳で聴いた、心で感じた世界の中にある。