地球をググる。 - シックスセンス（シガ アキオ）

突然だがGoogle Earthをご存知だろうか？　遅ればせながらボクは先日知った。これはＧoogleがリリースするフリーソフトだが「衛星写真、航空写真、地図、および Google 検索を組み合わせて、世界中の地理的な情報をお手元にお届けするソフトウェア」だそうだ。 やってみるととても面白い。普通の地球儀のように大陸、国、都市とズームアップして行く事も可能だが、住所、緯度経度など分かればググッと一気にその上空まで飛んで行く。まるでチャールズ＆レイ・イームズによる短編映像『パワーズ･オブ･テン』のようだ。



で、わが家上空。駐車してある車まで分かる。しかし衛星写真ってのには感心する。恐らくもっと詳細な映像が写せると思う（聞いた話だと車のナンバーくらいまでは確認できるとか）が大丈夫なのだろうか。どこかでテロや犯罪に簡単に悪用できそうな気もする。

ちなみにココがフイナム編集部がある代官山の竹久ビル。ミサイル打ち込むならどうぞ。

ココはボクの本籍が置いてある沖ノ鳥島（オキノトリシマ）。ほとんどサンゴ礁で岩がふたつばかり若干顔を出すだけだ。右に見える岩が沖ノ鳥島１番地。左が２番地。中央は完全な人工物だ。 20°25'13.48"N136° 4'59.27"E　←座標をGoogle Earth検索で使うとこの場所へジャンプする。


少し世界を旅してみる。

エジプトの「ギザの三大ピラミッド」。スフィンクスを探してみて欲しい。色々と見に行ったがコレほど衝撃的な遺跡は無い。だってとにかくデカイもん。 29°58'31.19"N 31° 7'54.43"E

中国の「万里の長城」。宇宙から唯一確認できる人工建造物だと言われているが、まるで川のようにも見え本当だろうかという感じ。 40°21'53.72"N 116° 2'14.93"E

ペルーの古代都市「マチュピチュ」。是非一度訪れてみたい場所だが、上空から確認すると確かにとんでもない場所にあり改めて驚かされる。 13° 9'52.83"S 72°32'38.29"W

同じくペルーの「ナスカの地上絵」。見えづらく探すのに苦労した。ハチドリだと思う。ほかにも二つ発見した。他にも探してみて欲しい。14°41'30.48"S 75° 8'58.26"W

地上絵を探し回っていたところ、こんな風景も。上空を飛ぶセスナと地上の機影。素敵な光景だ。 14°41'22.02"S 75° 7'3.49"W

これはイギリスの「ストーンヘンジ」。ここを訪れた時も「唐突にある」という感じで確かに不思議だった。 51°10'40.49"N 1°49'36.35"W

メキシコはマヤの宗教都市遺跡「テオティワカン」。太陽のピラミッド、月のピラミッドと南北に走る道、死者の大通り。 19°41'16.62"N 98°50'57.04"W

カンボジアの寺院「アンコールワット」。古代インドの民族宗教、ヒンドゥー教の寺院として作られたものだが、個人的見解では仏教とはつまり宇宙信仰であり、ヒンドゥー教は多神教であるはず。ところが、探した遺跡の写真の中で唯一、正確に東西を向いている遺跡だというのが興味深いところ。 13°25'2.33"N 103°51'40.76"E

トルコの「カッパドキア」奇岩群。 38°39'6.37"N 34°49'49.37"E

スペインの大聖堂「サクラダファミリア」。1882年着工し、1883年よりアントニオ・ガウディ氏が引き継ぎ、そして今も尚、作り続けている歴史的巨大建築物。現在の主任彫刻家は外尾悦郎氏。完成まであと100年かかるのか、200年かかるのか・・それは誰にもわからない。 41°24'17.13"N 2°10'26.15"E

この間まで世界一の高さを誇っていた、マレーシアはクアラルンプールの「ペトロナスツインタワー」。シーザー・ペリ氏設計による超高層ビルで美しさではまだ世界一だと思う。 3° 9'31.76"N 101°42'35.40"E

ロスのHOLLYWOODサインも見える。 34° 8'3.53"N 118°19'18.49"W

ジョン・レノンが撃たれた「ダコタハウス」。その目の前の「ストロベリー・フィールズ」はオノ・ヨーコ氏デザインで涙のカタチ。 40°46'35.03"N 73°58'31.48"W

けれども所詮は人間の作った建築建造物。自然の造形美にはかなわない。アラスカ上空。 66° 8'12.59"N 144°51'26.81"W