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シガアキオスタイリスト97年、まだ若く鬼のように恐ろしかった蔡社長とメッケ隊の元、ハッスル(現ライノ)でアシスタント兼なんでも屋(人殺し以外)として過ごす。99年、約 1年半という業界では伝説のスピードで独立。06年、仏のようなスタイリスト古田氏らと共にチェルシーフィルムズ創設に携わる。しかし、根っからのB型の 故、集団生活は無理だとわかり、10年、office sixsenseを立ち上げソロ活動に入る。72年7月4日生まれ。現在2児のパパ。

シックスセンス

シガアキオ
スタイリスト

97年、まだ若く鬼のように恐ろしかった蔡社長とメッケ隊の元、ハッスル(現ライノ)でアシスタント兼なんでも屋(人殺し以外)として過ごす。99年、約 1年半という業界では伝説のスピードで独立。06年、仏のようなスタイリスト古田氏らと共にチェルシーフィルムズ創設に携わる。しかし、根っからのB型の 故、集団生活は無理だとわかり、10年、office sixsenseを立ち上げソロ活動に入る。72年7月4日生まれ。現在2児のパパ。

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箱舟。

2007.02.27

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 ボクが少年期を過ごした70年代末から80年代初頭って超能力やUFOといった超常現象モノ、それからムー大陸やアトランティスといった超古代文明モノ(その頃はエジプトのピラミッドもまだその部類に入ってた)など摩訶不思議なモノが流行していた。そんな当時の流れの中で放送が始まったのが「ムーの白鯨」というタイトルのアニメだった。記憶が曖昧なので調べてみたら放送開始は80年4月から。てことは79年4月~80年1月までの「機動戦士ガンダム」の後に始まった事になる。その内容はコチラを参照してもらうとして、とにかくオカルトマニアだった少年のボクはむしろガンダムよりも夢中になってた記憶がある。オリハルコンだラ・ムーだとビンビンに反応しちゃうワードがてんこ盛りだし、加えてシュールな内容の物語もかなりおかしな事になってた。
ところでその主人公のムーの戦士たちが乗っていたのが「空飛ぶ木の舟」だった。これはガンダムでいう「白い木馬」、キャプテンハーロックなら「アルカディア号」だが、お世辞にもぜんぜんカッコ良くなかったし、しかもすごく弱かった。まあそこも狙いだったんだろーけど、その「空飛ぶ木の船」ってのも古代ミステリーの代名詞である「ノアの箱舟」から来てるに違いなかった。
ノアの箱舟。コレはもちろん旧約聖書に出てくる伝説のお話である。地上に増えすぎた悪行を働く人々を見かねた神様が、洪水によってこれを滅ぼすと神に仕える人“ノア”に伝えた。ノアは箱舟を作り、大洪水が来ることを人々に伝えたが耳を傾ける者は誰もいなかった。仕方がないのでノアは、自分の家族と、全ての動物のつがいを箱舟に乗せた。やがて洪水は訪れ地上に生きるもの全てを滅ぼした、というような物語り。
ボクはこの「ノアの箱舟」の話が好きだった。ひどく教訓めいているけど、例えそれがキリストの神様じゃなくても納得する当然の教えだし、いつの時代であれ起こり得る答えな気がしたからだ。とかなんとか、まあ最近じゃその「ノアの箱舟」もじっさい存在したらしい、なんて事になってきてるし。そーなると俄然また新たに興味が沸いてしまうのだ。

先ほどの物語りをもう少し詳しく話すと、その洪水は40日40夜続き地上の全てを呑み込んだ後、さらに150日の間水は引かず、箱舟はアララト山の山頂に止まった。ここでカラスは何も得ず、ハトはオリーブの葉をくわえて帰ってくるというあの有名な話があって、その後ハトは平和のシンボルとなるのだが、ともかく、その現在はトルコ共和国に属しているアララト山が何故、箱舟が流れ着いた場所と言われているのか。それは昔から絶えない箱舟らしき船影を見たという情報と、そこから化石化した船の残骸らしき木片が多数出土するからである。

記述には箱舟の大きさはキュビトという昔の単位で表されていて、それによると「長さ300キュビト、幅50キュビト、高さ30キュビト」であのタイタニック号と同じくらいだったそうだ。
衛星から迫るノアの箱舟
発見された木片
探索の映像
でもまーどうなんだろ、本当だったらスゴイね。つーかそう願いたい。今後の人生の楽しみのひとつだ。ちなみに、ノルウェー政府はノアの箱舟を作るらしい。ただこちらの箱舟は植物オンリー。

“Doomsday vault”計画、直訳すると“終末の金庫室”だが、もし核戦争など地球規模で大打撃が訪れた時、食料となる植物を保存するのが目的だ。だけど人間がいなくなってしまえばあまり意味がないか、いやそれとも植物だけでも生き残ってくれれば幸いか。
そんなくだらない事をつらつら書いていたら、またこんなニュース。古代ミステリーへの興味は尽きないのであーる。

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