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送別会。
2007.05.02
昨晩、三軒茶屋で先輩の送別会があった。故郷である九州の小倉に帰るそうだ。
その先輩と初めて会ったのはアシスタントに就いた初日のことだ。ものすごく長身で、ものすごく髪の長い男が、初めて訪れる事務所のデスクにどっかと腰掛けている姿には少し怯んだけれども、自己紹介すると笑って手を差し出してくれた。しかし、次にその人と会ったのはそれから約半年後のクラブイベントである。いったい何をしてる人なのか不思議だった。スタイリストと知ったのはそれからさらに半年ほど経ってからだ。
人には経験を積んでどんどん大人になってくタイプと、そうでないタイプといると思う。社会のバランス、世間の距離感、つっぱることも大事だが生きるにはそれも必要かもしれない。良くも悪くも先輩は出会った頃のままだ。
そんな人であるから、スタイリストとしても、東京でやっていくことも難しかったのだろうか。ただ、そのころ不良な先輩はたくさんいたが、つっぱり続けたという意味では一番不良で、そしてかっこいい先輩だった。
先日、飲んでいる席で事務所の同僚に指摘された。その先輩とボクは似ていると。確かにはっとさせられる部分が多々あった。だけど、ボクには帰る故郷もないし、このままずっと東京でがんばらなければいけないのだろうか。それだけはご免だ。
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