ＳＭ。 - シックスセンス（シガ アキオ）

　合コンなんかでたいてい話題に上がるのが、皆それぞれサドかマゾかというＳＭ談議だ。むしろそこにしか興味無いヤツもいる。ちなみに同業の友人だが。
ただボクはそーゆー議題に興味が無い。あえて告白すること自体がナンセンスだ。そんなものは言葉にせずとも、互いの言動や行動を見ていればわかる。そこをツツいて遊ぶのが醍醐味であって初めから答えを聞いても何も面白くは無い。
友人にドＳを自称する男がいる。何かにつけ「オレはＳだから」とうそぶくが、はたして本当だろーか。人間はもっと複雑であり、物事は複合的であり、何事にも両極端というのは無い。ゲイだとかレズビアンだとかいうのも少し似ている。多かれ少なかれ誰にでもそーゆー部分はあるんじゃなかろーか。
で、その自称ドＳ男だが、彼からよく連絡をもらう。用件はわかってる。遊んで欲しいのだ。けれどもボクはあえて電話に出ない。するとしばらくしてメールが入る。
「なにしてんの？」
コレも無視する。けれどもほって置いても次の日また必ず連絡は来る。そこに彼のＭ性を感じる。ちなみにボクは超ドＳ人間である。
まあ、人選ミスだよね。

ストックホルムにある３．９キロのトンネルをラジコンで。