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閉店、ガラガラ。
2007.10.11
撮影から事務所へ戻り、とりあえずメシでも食おうとアシスタントを連れ三宿から歩いて三軒茶屋へ。だけど目当ての場所は定休日だし、知った店は夕飯時でどこも満席だった。しかたなく商店街をうろつくと、新しく出来たらしい見覚えの無いホルモン焼き屋を発見した。中を覗くと空いてるし、さっさとアシに何か食わそうと思っていたのでそのまま暖簾を潜った。
でも入った瞬間、何か嫌な雰囲気が漂っているのに気がついた。二人しか居ない店員は客が来たのに意外とでも云う様な顔をして、いらっしゃいの挨拶も無い。勝手に席についても今度はおしぼりも出さないし注文を取りにも来ない。その時点で店を出ようとも考えたが、また次を探すのも面倒だし我慢して生ビールのオーダーをした。ビールが届くと、注文いいですか、ってそこで初めてコミュニケーションというか、客と店員の関係が機能し始めた感じだ。
店員二人と言ったが、正確には身長が190センチ近い太ったBボーイ風店長と、メガネで痩せた店員一人。ジャイアンとのび太くんみたいなコンビである。ジャイアンはブンむくれのまんま厨房を切り盛りしていて、それをのび太くんが運ぶ。
さて、テーブルに置かれた七輪にてホルモンを焼くと、恐々そいつを口にする。これが、意外とうまい。すごく美味しいわけでもないが、この値段でこのクオリティーとボリュームならまた来てもいいよな、って同意を求めるアシが、ある張り紙に気がつきそいつを指差した。
「勝手ながら10月10日をもって閉店させて頂きます、短い間でしたがありがとうございました」
10月10日って明日(すでに昨日)じゃん。店はまだ新しいが短い間ってどれほどだったのだろう。ただ、様子がおかしい理由はなんとなくわかった。
しばらくして、また客が入ってきた。ボクの時と同じようにジャイアンは客をジロっと睨むと、今度は顔色を変えた。どうやら親しい友人のようだ。店じまいと聞いて駆けつけたよ、みたいな会話がなされて初めてジャイアンは笑顔を見せたが、それは意外にも優しい顔だった。ひとしきり会話が終わると、ジャイアンはまたカウンターへ戻り仕事を始める。ボクは七輪の肉をつつきながら何気なくそれを見ていたのだけど、調理台と向かい合うジャイアンの背中が大きく上下に震えてるのにも気が付いていた。どんな理由か知らないけど悔しい想いもたくさんあったんだろーなあ、なんて、さっさと帰ろうとしてたくせに、ホルモンをもう一皿とビールをもう一杯注文した。
ツタンカーメン王が初の一般公開。
そーいえば見たことないや。有名な黄金のマスクは数年前にエジプトで見たし、他のファラオ達のミイラも実際に見てるけど、だからなのか、けっこう意外だった。
ジャックに実刑判決。
蔡さんも今さら夢中らしいけど、私生活もやんちゃなんだね。
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