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スーパーバカ。
2008.05.19
はじめは冗談かと思ったが、シューマッハがなにやら二輪レース参戦を目論んでいる。
元F1チャンピオンがスーパーバイク選手権に挑戦、などと聞くとまるでメジャーリーガーが草野球チームでプレーでもするみたいだが、ボク的にはカーレーサーよりバイクレーサーのほうがむしろ、“格上”である。
バイクレースの頂点が新しくMotoGPというカテゴリーになった時、マシンの排気量は990ccへと変わり、ストレートではF1マシンにも負けないトップスピード(340キロ以上)が出るようになった。あまりに危険だということで現在は排気量800ccと若干大人しくなったが、それでも320キロ前後の超ハイスピードでの勝負だというのは変わらない。
モーターサイクルは、どんなに技術が進歩しマシンがハイテク化されようとも、二つのタイヤの上に丸腰で跨るというアナログなスタイルに変わりはない。対して、地上を走るどんな乗り物よりも安全だと言われるコクピットを持つのがF1マシンだ。
常に死と隣り合わせの状態でギリギリまでブレーキを握らないバイクレーサーと、心のどこかに安心感があるカーレーサーでは、どちらが“一流のバカ”か、というボクの勝手な美学である。
けれども、まぁカーレースも、バイクレースも、どちらも金持ちのスポーツだということも、また変わらない。
世界中で親しまれている、最もポピュラーなスポーツは間違いなくサッカーだと思うが、それはボール一つあれば誰でもできるシンプルなスポーツだという理由に尽きる。どんなに貧しい子供にも平等にチャンスはある。
なので、サッカー界で一流といわれる選手は間違いなく世界の一流だと思うが、方やモータースポーツは一部の限られた富裕層の道楽だから(カートを父親のトランポに積み、週末草レースに興じてる友達なんていなかったし)、ブラジルとか、アフリカとか、世界中のどこかにはヴァレンティノ・ロッシよりも、もっとすごい超・ウルトラ・スーパー・バカが絶対居るのだろうな、とも思う。
ホントに世の中にはすごいバカがたくさんいる。
スペインはエル・チョロってところのマキノドロモという岩山に1901年に作られた“道”だそうだけど、、、絶対ムリ。
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